関口先生が亡くなられ早1年が経ち、先生を「偲ぶ会」を7名で前橋ちぎらホテルで20日にささやかに行われた。本田さんが「関口先生の言葉」という文集をまとめられ、私のブログの関口隆先生の素晴らしさ - markdadaoの日記も掲載していただきました。
本田さんが発言された、関口先生が「知識の集積ではなく、多くの形而上学的な啓発を受け、心中に期するものを獲得された」と言わせしめた、ガバナーエレクトとしてアメリカ・アナハイムにての研修会は、記憶の詰め込みではなく、インスピレーションや思考のゆさぶりを受けられたと理解します。
会員増強への先生の寄稿文では「動と静の会員が程良く混ざり合ってクラブを構成していることが大切だ」と書かれております。昨今大きく変化するだろうロータリークラブの手法も、この動と静の共存を尊重し合い、改善されるのが望ましいのだろうと考えます。
新世代に関する寄稿文で「個性Identity」を説かれております。これは私の師であった新井さんも私へ新井龍松おじさん - markdadaoの日記で「個の確立」を諭していただいたことと重なると思われます。
人間は誰でも他に替えることのできない個性を持っております。これは年代の差も職業の有無も関係のない一人の人間としての尊厳を意味するもので、この誰にも替えられない己れ自身をIdentityと言います。自分で考え、自分の意志で行動し、その結果の責任も自ら負う人が人間としてのIdentityを持つ人であります。ロータリアンと一緒に奉仕活動をする時の皆さまはIdentityのある人間として先輩のロータリアンと全く同格であると考えられます。
無題から職業奉仕を説かれています。
横川駅のプラットホームでおぎのやが釜飯弁当を保温装置のある台車に載せ上から布団をかぶせて温かいまま提供したサービス精神は見事なものである。「こういうものが職業奉仕の見本ですよ」と言われれば誰でもよくわかってくれると思う。
今後機会があれば少しづつ先生の言葉を掲載したい。