多賀城市の現状を、2520地区の多賀城ロータリークラブの大場会長、横田幹事そして事務局の千葉様から電話でお聞きした。回線電話が使えないので、全て携帯電話での連絡となりました。(写真は市の職員の提供。先週撮影)
先ごろ、震災後初の例会を開いた。会員の奥様が災害で亡くなられた。そしてクラブ会員の半数以上が被災した。例会場のホテルキャッスルプラザ多賀城の1階は水没した。流通面は多賀城市は近隣市町村より良いので、物資も先週頃より入ってきた。逆に行政では処分に困り始めてきた。分類配布出来るまで物資受け入れは止める。もっと困っている地域もあるが。
横田幹事様はコンビニエンスストアーのオーナーであり、「品物が入荷してきたとはいえ、まだ十分ではない」とのこと。
大場会長との会話では「地域経済を復興させるために、地場産業の物を購入してはどうか」との提案があった。確かに1カ月を過ぎ、このままだと経済が低迷する。雇用先も無くなるし、所得も無くなる。自粛から復興活動へ - markdadaoの日記でも書いたように、全てではないが経済復興に舵を切るところに来ていると考える。
http://tagakan.jp/ryokou/index-omiyage.htmlの地場産を継続的に購入できるルートを開設したり、その需要を喚起する手立てを考えたい。商品を発掘すれば、ネット販売と混載便を活用し、復興支援として日本中へ市場を広げる運動を展開できるのではないか? 世界ではフェアートレーディングで途上国に支援をしているのだから、国内ならもっと簡単にできると思う。
また、近隣4クラブ合同でマッチンググラントを活用した海苔棚の復旧を考えているとのこと。MGは人道支援が対象となるのだが、七ヶ浜の海苔棚は壊滅状態で復旧のめどが立たないようだ。
今晩は、今週末現場へ行くボランティアの方に集まっていただき、説明会を開催した。私たちロータリークラブのドイツ人igor君を含め4人が参加する。会長も内容確認のために説明会へ出席してもらった。
必要なものが必要な人へ届かないもどかしさもあり、また「被災者全員」と言うロットサイズの制約もあり、小ロットの支援物資や食糧が配布出来ない矛盾もあるが、現場に行かないと本当のところはわからない。集団避難所と自宅退避している人たちへの支援の格差もあり、理屈では解決できない事もある。