markdadaoの日記

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緑のパッチワーク

 

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桜が終わると山肌は緑に覆われ、まるでパッチワークのような濃淡が目を楽しませる。
年間を通しこのシーズンが一番好きだ。適温で空気も軽やか。そもそも昔は花粉もなく、運転をする時は窓は全開で、三角窓から入る薫風に初夏の訪れを感じたものだ。
今日の昼には26度の夏日となり、車内はエアコンをつけたい気分であった。が、窓をあけ外気を思う存分取り入れる。先週までの梅雨を思わせる雨と薄寒い日々だったが、今は確実に冬から夏へ向かっている。そして春夏秋冬の繰り返しに、人間はその都度対処してきている。
しかし人間自身の春夏秋冬は、生まれて(春)、青少年時代を過ごし(夏)、壮年になり(秋)、老いて死を迎え入れる(冬)、たった1回きりの四季がある。母の隣家のおばあさんが昨日亡くなり、悔やみに行った母は落ち込んでいるとの事。誰もが生まれた瞬間から死に向かう事実と、その出会いから別離がある。
死を覚悟した瞬間から脳の機能が停止するまでの、娑婆への別れが辛いだろうと思う。出来れば、夜布団に入り、眠りにつき意識がなくなり、朝そのままがいいな。このような考えには、以下のような伏線があるからだ。
私はSleep Meisterというアプリを使い、毎夜、眠りの状況を確認している。これは時系列に「覚醒」「浅い眠り」「深い眠り」とサインカーブで記録される。今までは無かったが、最近深い眠りのカーブの底辺が抜ける事がある。これは多分、瞬間死んでいるのではないかと思うが、これについてはアプリでの説明が無い。
来年も再来年も、その翌年もずっと「緑のパッチワーク」が見れますように。