最近のアメリカのテレビ映画は血生臭く、骸骨も現れ、観る方もだんだんそれに麻痺してきたようだ。
しかし、自分にとっての映画はスティーブ・マックイーンの「華麗なる賭け」程度が楽しい。もちろん、音楽も好きだからライブものも観る。
今晩はFrankie Valli & The Four Seasonsの「Jersey Boys」を観た。クリント・イーストウッド監督のこの映画を以前から観ようと思っていたが、なかなかチャンスが無かったので、今晩は気分が良い。
Sherryは当時日本では九重由美子とパラダイスキングがやっていた。しかしあのFrankie Valliのファラセットの絞り出す力強さを、九重由美子に求めたのは無理じゃなかったのかな? 映画ではやらなかったPeanutsも60年代の雰囲気たっぷりで好きだ。
ファラセットと言えば内田正人のザ・キング・トーンズは日本人では珍しかった。アメリカでは個人的にはEaglesのベースのTimothy B. Schmitが良い。
Fanky Valiがソロで「Can't take my eyes off you (君の瞳に恋している)」を、ファラセットを封印し、サビも力強いハイトーンでヒットさせ、今ではスタンダードになっている。