新幹線が春の嵐のおかげで１時間以上遅れた。３時の約束が４時になり、会計士さんとの打ち合わせ後、銀座の伊東屋へ寄り、伊東屋オリジナルのボールペンの替え芯を購入。そしてその近くで先生と夕食を摂る。
９時を回ったので、一緒にタクシーで東京駅へ向かい、そこで別れる。夜になってもダイヤが混乱しており、ちょうど２３番線のホームから高崎行の列車が来るところだった。列の後方に並び、到着するのを待っていた。
無線による駅員さんのマイクが、とぎれとぎれに何かを言っている。どうも２３番線から反対側の２２番線に変更するとのことであった。列の後方にいた私は２２番線の黄色い線の傍にいたので、そのまま後ろに向いて１番前に並ぶことになってしまった。
早くから並んでいる人たちに申し訳なかったが、行きがかり上このようなことになってしまった。人生と同じだなァと感じるところがあった。ダイヤが混乱しており、ホームの配車やりくりは、鉄道の人たちの仕事で、ホームに並んでいる人たちのことは止む負えず置き去りとなった。一生懸命に眼前の仕事をしていても、世の中の誰かが、または流れがその人の仕事を持ち上げたり、たたき落としたりする。
良い時も奢らず、悪い時も泰然と生きる、そんな生き方が出来ればいいな。
