markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

地震

午後2時46分、7年前の新潟大地震以来の揺れを感じた。牡鹿半島沖東南東10Kmを震源地との情報であったが、東北地方から関東沖合までのプレートの断層づれではなかろうか?
岩手・福島から千葉房総まで津波警報が発令され、10m以上の予報が相次いだ。
群馬県では停電となり、携帯電話・固定電話が不通となった。丁度その時知人のNさんの会社におり、外に出ようと庭に出た。停車中の車が前後左右に揺れていた。皆は地面に腰をかがめ揺れが収まるのを待っていた。1〜2分であったろうが、かなり長く感じた。連絡がつかない会社へ急いで帰る。途中の交差点は全て停電で、混乱していた。途中道路工事の交通整理する人が一人、混雑する交差点で車を捌いていた。
停電で仕事にならず、今日は3時で終業し皆に帰ってもらう。電気の恩恵による生活環境では暖を取ることもできない。1台ある直火のストーブを出してきて、小部屋でようやく暖をと取る。バッテリー式のラヂオをで情報を確認するが、停電の回復は解からない。私は夕方の陽光が残る部屋で毛布にくるまりながら、読書のチャンスと思い1時間ほど読んでいた。
しかし、防災無線放送で停電の回復は予想がつかない事を耳にした。いつも思うのだが、非常に聞きづらい放送である。弊社もこのシステムにトランスを納入しているので考えてしまう。
また携帯のインターネットで停電情報を調べると、群馬県は真っ赤(停電箇所が多い事を示す)のため、明日は土曜日なのでここにいてもしょうがないと思い、家人に「今晩は電気のあるところへ泊りに行こう」と言い、風呂道具をもって家を出た。途中のコンビニへ寄ったが、発電機でレジを動かしている暗闇の中で、お客はパニック状態であった。すでにおにぎり類は完売、パンやカップヌードルを買い占める人、何でもいいから腹に入るのを買えと怒鳴るおじさん。ここにいてもどうにもならないと思い、水とお茶のペットボトルだけ購入し店を出る。
高速道路は閉鎖中であったので、交差点を避けるため高速道路の側道を埼玉方面に向かう。高い地点から埼玉方向に住宅の灯を確認。埼玉との県境にある藤岡は通電されていた。駄目でもともとと、藤岡の郊外にある金井の湯へ向かう。駐車場は車がちらほら。心配しながら中に入ると、なんと営業をしているではないか。しばらく広間でTVから情報を収集。食堂が閉まると言うので、TVを見ながら夕食を摂る。他にお客は1人のみ。満腹になり、風呂へ入るが貸し切り状態。すっかり温まり、広間で休みながらあちらこちらに電話をするが連絡が取れず。
何と静岡のお得意先から安否確認の電話が入る。
9時過ぎになり、寝るだけだからと自宅に帰る。相変わらず富岡の町は真っ暗であった。ガスでお湯を沸かし、ろうそくの元で一杯のお茶を飲み、床に就く。