markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

炭素繊維と小島先生

写真は炭素繊維の状況を調査する小島先生と環境課の斎藤課長さん(偶然お二人は、教師と教え子の間柄である)

第1回目は富岡中央ロータリークラブが当湖に関連のある団体と共同で水質改善実験を行った。第2回目の昨年は従来の団体のほかに、地元丹生小学校の5,6年生と一緒に実験を行った。そして3回目を迎える今年は、富岡市環境課と共同で富岡市民に水質環境実験の呼び掛け体験していただく事をテーマとする。
一般の方の参加を考えると日曜日が都合がいいのですが、春の日曜の丹生湖は釣り人客がピークを迎え、釣りの邪魔をするわけにはいかない。従来は釣り客がそばまで来る三の沢で実験をしていたが、沢が狭く奥に深い禁漁区域の二の沢を実験区として提案をした。
その場所が実験に適しているか、小島先生に検証をいただくために来富いただいた。この水域は幅が約20mで水深は平均1.4m、水の動きが少なく舟も入ってこない。湖面にはカモが、水の中はへらブナが多くいる。5月ごろになると大きな鯉が出てくるそうだ。またこの地域はスイレンの群生地でもある。

ボートから岸に上がり遊歩道から湖面を眺めると、アオコが発生しそうなほどの緑色である。これは釣り客が撒く餌が沈殿し、富栄養化が原因だそうだ。そこで小島先生が学校で水質データを計測するため、管理棟の方にペットボトルへ湖面の中央から水を採取していただいた。その後の打ち合わせで、来る5月8日の日曜日の午前中に、ここで実験をすることとした。

昨年までの三の沢での実験いかだを視察し、炭素繊維から出てくる泡は光合成によるものであることがわかった。炭素繊維を引き上げると、カワヨシノボリが付着していた。今回の確認でいかだ内の浮遊物を閉じ込めないため、一昨年のいかだのフレームをフロートで浮かすことにした。浮島から見たいかだ内外部を目視比較すると、確実にいかだ内部の方が透明度が高い。地元高校や小学生等が炭素繊維を使ったいかだも数か所あり、環境に関心を深める活動が進行している事を確認した。