markdadaoの日記

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国際交流協会による国際経済


富岡市の国際交流協会の会長のお伴をして、市長との打ち合わせの為に市庁舎を訪問。国際経済事業に関しアイデアを出すと責任が生まれ、実現のためのエネルギーも必要となるのでお断りしていたが、会長からアイデアだけでも良いとの了解を得て、今日の打ち合わせに出向く。
富岡市国際交流協会が担う業務が多々ある。その中で他市には稀有な国際経済を上記条件で私が担当することとなった。国際交流協会は国内に在住、在職する外国人のケアや市民の国際化への普及活動が主であり、国際経済は商工会議所や市行政の国際課などがリードすると考えていた。しかし富岡市は国際課が無いため、市政を預かる市長と国際交流協会が共同歩調をとる必要があった。そこで国際田園都市構想を掲げる市長に対し、私は2つの提案を行った。

1つは市民の国際経済活動を支援する窓口業務。
個人輸入やJETROを通じた貿易業務や国際情報サービス。その背景には、北関東横断高速道路が来年には全線開通し、群馬は茨城県の空港の活用が高まり、また常陸那珂港のや日立港等の国際貿易港の利用が増え、市民の国際経済が身近となると想定されることによる。
具体的には、例えば中国の区または鎮単位の行政区と提携し、経過としてそれぞれがアンテナショップを設け、それぞれの国の商品の売買を実験的に行う。この案は約15年前、現市長が市会議員であった時同行していただき、中国天津市の和平区と交渉したものである。しかし富岡市側の当時のコンセンサスは時機尚早であったようだ。

2つめとして国際間の人的交流とそれに伴う市民へのケア。
富岡市の人口は約5万3千人。数年後には6万人構想を市長は考えている。10年後には60代以上が2万人を超え約4割が高齢者となる。そこで自治体をあげて、外国人看護師、介護士の養成と支援を研究することを提案した。市長も市民の医療への不安払しょくを考えており、「高齢者の尊厳ある日々の暮らし」というキャッチフレーズをもって方策を検討していたので、ベクトルが合致した。
外国人へ就労の場を提供できる国際貢献と、高齢者への在宅看護などの地域社会貢献ができる。しかし、その実現のためにはいくつものハードルを乗り越えなければならない。
入国管理局との交渉、指導教育を含めた医療機関からの理解を得ること。3次産業のため人的な事故防止と誤解を未然に防ぐため、厳選された人選と日本語教育、日本文化の指導が必須である。と、同時に市民へ多文化共生社会を理解、浸透させなければならない。
どうも国際課の新設は数年先になりそうなので、国際交流協会の業務負担は増えそうである。どうもアイデアだけでは済まなそうで、口は災いのもとと・・・・。