国際宇宙ステーションがあるが、中国は独自の宇宙ステーションを作ろうとしている。中国は月に基地を作ろうとしている。そして月と地球の間を独占する予定である。車のナビゲーションシステムは民事による平和利用であるが、ひとたび軍事に使用すれば精確な攻撃力となる。このことはアメリカの軍事バランスを崩すことになる。
（2009.8.16の人工衛星の有効活用に記載した「人工衛星による畑焼きの観測や、違反運転の車の取り締まり」が上記戦略の利活用であったか）
中国が侵害し続けている人権問題を、アメリカは一言も触れていない。政府が住民を武力で鎮圧し200人（当局発表数、実際はもっと多いはず）も殺しているが、中国共産党はつぶれない。アメリカ民主党はリベラルで、人権を尊ぶのにこのことに一言も触れないオバマ大統領。そして中国側から「大統領の節度ある言葉に感謝する」と言われ、何がノーベル平和賞だ!
6年前に中国が提唱したアメリカを外しの「東アジア共同体」に対し、鳩山首相は「友愛」を持って実現しようと言っている。岡田外相はアメリカを入れない日中韓の3角体制を提唱する。この鳩山、岡田両者はアジアに軸足を持ち、アメリカから距離を置くと考えている。
日本をアメリカから引き離すことで、日本は中国のもとに膝を屈することとなる。そして名実ともに中国が盟主となる。
自民党はそれを防ぐため、インド、オーストラリアなどを入れると提案し、中国の狙いを削ぐ日本の戦略勝ちであった。その真意がわからず鳩山首相は再び「東アジア共同体」を持ち出し、アメリカを入れないと言っている。
続く
