電動歯ブラシの赤いLEDが点灯したので、ACコンセントにつないで充電を始めた。翌朝フル充電した歯ブラシを使い、その後電気シェーバーの電源を入れたらこれもフル充電の様相。
これは電動歯ブラシのワイヤレス給電中、そばにあった電気シェーバーも電磁誘導で充電されたようだ。思わぬ発見をしたものだ。
最近はQi(チー)と呼ばれる、国際標準規格である5W以下のワイヤレス給電が流行りなようで、iPhone以外のスマホの多くはこの方法で充電することができる。この容量より大きなワイヤレス給電として、電気自動車が駐車場に置いておくだけで、充電する実験も行われている。
充電の概念はACコード(電線)をつないで充電することであった。実は昔からあるトランス(変圧器)も電磁誘導を利用し、1次側のコイルと2次側のコイルが直接繋がっていないのに電気を伝道させ、その構造を利用して絶縁を確保している。
いずれ、充電ステーションをそこらじゅうに設置し、スマホなどの機器の充電のインフラを整いつつ、IoT(モノのインターネット)が促進されるだろう。
私の年代は、黒い固定電話から、ポケットベルやファックスを経て携帯電話や車に搭載される移動電話を使用し、今はPC並みのスマホを使っている。文明の進化を肌身で感じてきたが、もう少し長生きできればもっと楽しいことが体験できそうだ。