中国人の友人と久しぶりでSkypeをやる。1〜2時間よもやま話をするが、彼が北朝鮮に行った話を一部記す。
北京から瀋陽へ行き、汽車を乗換え、そのまま北朝鮮の国境を超える。汽車の中で入管手続きを行い、そのまま平壌へ向かった。韓国へ行ったことがあるので国のイメージを比較すると、ソウルや釜山はにぎやかな都会で、平壌は静かな町である。中国人と言えども外国人であるから、宿泊先も外国人専用ホテル、戸外へはカメラを持参することも、独り歩きもできない。全て現地ガイドに従わなければならなかった。仕事で訪問したが、面白くもなく観光旅行で行くような国ではない。
中国人の多くはビジネスで出入りしている。中国製のテレビの販売や日用品が主であるが、中国政府の考えで中国通信会社がネットの構築の為に入っている。スーパーマーケットやコンビニの企業も盛んに来ている。電力事情が悪いので発電機メーカーなどのインフラ企業も多数入ってきている。
このような話を聞くと、私が30数年前初めて中国に行った時を思い出す。外国人専用のホテルと、専属ガイドに従う観光めぐり。もちろん私はそこから抜け出し、地元の市場に出没し、物珍し気に見守る中国人の輪に囲まれた経験がある。
金正雲ファミリーはロシアではなく、中国の傀儡政権になる気配を感じる。