markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

それぞれの大震災への思い

久しぶりの24,25年会を前橋で行う。これは前橋市内にあるロータリークラブの昭和24年、25年生まれの会員がクラブを超え有志が集まっている会であるが、最近私のような他市からの門戸も開かれているようである。目的は無くただ集まって食事して飲んで終わる。
しかし今日の会はとても珍しい出来事があった。それは、先月の大震災をそれぞれの立場から活発な発言がなされた。以下に各人の発言内容を記載する。

  • 避難者を受け入れるため、ホテルの現場ではコンセンサスがまとまっていたのだが、現実は被災者が被災証明を受けてから、住居する自治体に申請して、と気が遠くなる手続きをして、受け入れの前橋市の行政のまたまた気の遠くなる手続きと、時間をまたないと実現できない実情を話された。
  • 福島にいる家族を迎えに、一般者の乗り入れが可能となった東北自動車道の初日に、あるサービスエリアで報道陣につかまり、そこでの問答が話された。結果として福島原発のお膝元のマスコミはかん口令が引かれている事実を知ったとのこと。
  • 震災孤児を受け入れたいと手を挙げたが、これも気が遠くなる行政の手続きを行わないと実現できない事実を述べていた。
  • TVニュースの報道で、被災者がさらに困っている被災者を心配する姿に感動を覚えた。日本人の、特に東北人の素晴らしさを語った。
  • 義捐金の活用方法を検討中。安易に赤十字などに送ってもすぐに、直接被災者に行かないもどかしさがあるとのこと。
  • 大震災が起きて、後手後手となっている日本の現状は、官僚が介在しているからである。そして超法規的に政治のトップが決断しないからであるとのきつい意見があった。
  • 日本のマスコミほど、真実を報道しないものは無い。先ほどの福島県のマスコミしかり、政府癒着、更にはアメリカからのコントロール下にある日本のマスコミの報道規制に対する憤り。勇気ある政治家がアメリカを相手に回し、日本がもつ多額のアメリカ国債の一部をこのような緊急時に売却し、復興財源に充てると言えないものか? そうすればこの景気が落ち込んでいる時に、その財源を安易に増税を口にする官僚や政治家が情けない。
  • 3月11日の大地震の際、学校経営している立場で、生徒を室外に出すべきか、部屋にそのまま待機すべきか迷った。しかし一瞬地震が止まった時に、全校放送で屋外退去を指示し、1300名が4分で退去した。しかし、日本の建築技術を鑑み今でも、その判断が正しかったか、結論が出ていない。
  • 最期にロータリーは今こそ、それぞれの会員、クラブが未曾有な大震災の被災者に対し、救いの手を差し伸べなければならないと発言。

それぞれの思いが溢れ、このような意見となってはきだされた。私たち団塊の世代は戦争を体験していない。しかし先先週のボランティアに参加した25名は、この町で合うと気分として戦友のような思いを感じる。
まさに神への冒涜の象徴として、原子力を活用した発電所事故を誘発させた自然界との戦いを行い、今まさにコテンパに負けたところだ。
これからは自然と共に生きる知恵と、文明発展の至上主義を軌道修正の必要性が出てきた。神は太陽や風もプレゼントしている。これらを活用したエネルギーや、人の生きるなかでの、幸せや充足感を再度考えるところに来ているのではないか?