markdadaoの日記

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歴代理事長会議(富岡青年会議所)

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久しぶりに富岡青年会議所の歴代理事長会議に出席する。なんと今晩の2番目の高齢会員であり、今更「青年会議所」とは気恥ずさもある。

しかしその気持ちを抑えても提案したい事があった。それは現役会員の拡充案である。

昨今、在籍者が激減し、卒業した母校が廃校になるケースが日本中で起きている。私にとって「青年会議所」は大人になるための学び舎であり、母校であった。

急な父の他界で大学を中退し、所縁のないこの富岡市に遺した父の会社を継ぎ、無我夢中で20代を過ごし、大人としての常識と友人を求め33歳で「富岡青年会議所」へ入会し、在籍した7年間多くを学んだ。

地方の高齢化が進み、また企業も後継者難となり若手経営者が減少しているのは事実である。富岡市は約5万人の人口で、周辺地域を加算しても10万人はいない。20、30代の男女青年は0.5万人として、例えば100人を入会推挙する事は2%の努力結果である。

私の提案は「OB会員は200人以上いるが、その半数の100人が5年かけて1人を紹介勧誘して欲しい」と。単一年度で多くの会員が増加するより、例えば中期計画として5年間で合計100人が暫時入会した方が、受け皿である現役会員の運営能力に無理がなく、また新規会員の基礎教育にも充分時間がかけられる方が中途退会者を減らせる。

そして、この「5年間で1名」の紹介ルールが富岡JCOBの文化になれば、会員維持への心配が減る。OBからの資金支援は現役会員にとって、当座の運営には助かるだろうが、恒久的な仕組みが必要であろう。

異論もあるだろうが、現在の現役会員の減少はOBにも責任がある、という私見を持っている。会員拡充の仕組みが、毎年の事業運営にあったのか? 現役会員の自己実現の場が提供されていたのか?

次年度理事長の挨拶にあった「会員が納得して楽しめる事業活動」は賛成である。外野から見ていると、人数が減少して一人当たりの負荷が増え、過去のしきたりや事業を整理できず、負の悪循環により「やらされている」感があるように見える。現役会員が楽しめるクリエーティブな活動を、私達OBが微笑みながら見守る「青年会議所活動」であって欲しい。そして恒久的に継続する「富岡青年会議所」を願う。