埼玉にある楽器店フォーチューン様より以下のようなうれしいご報告をいただきました。
http://fortunemusicalinstruments.web.fc2.com/
アテネ電機様にて製作して頂きました100W用電源トランス、出力トランスを搭載しましたマーシャル1959系のアンプヘッド、100W用出力トランスを搭載しましたPeavey 5150-Ⅱヘッド (どちらも使用スピーカーはセレッション社製になります。)
此方の機材を使用して録音されましたバンドの音源を視聴できるようになりましたので、URLをお送り致します。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=111&v=JhjH-m
バンド名は、Never say never になります。
実際に音を聴いての感想ですが、1959系、5150-Ⅱともに、歪ませない時のアルペジオから歪ませた時のコード弾きでも各弦の分離が大変良いと感じました。
「バンドアンサンブルでも埋もれる事がなく、大変扱い易いです。」と使用しているギタリストからも好評を得ております。
以下はうちのテクニカルアドバイザーのコメント。
このPeavey 5150 -Ⅱに搭載された出力トランスAGOT-24は中域音源を重視した設計を行い、100Wを通過させる下限周波数を70Hzとしました。試作品を製作し測定2%歪の周波数は70Hzになっていました。
出力管は6LIGCパラプッシュプルとのことでZp=2.5KΩ、2次側は4,8,16Ωの直列巻線が3組あり、それぞれの巻線間に1次巻線がサンドイッチされています。各1次巻線はP1-B,B-P2用の巻線が配置され、並列接続されています。この巻線構造によりP1-B,B-P2の直流抵抗はより等しい値になった。また、1次巻線と2次巻線の相対位置に対称性があり、周波数特性がより平たんにすることが出来ました。
この結果、下記のような感想をいただきました。
純正トランスでの感想は
「ドン・シャリの音は嫌いではないけれども、ローからミドル域での音の抜けと分離が悪い。コレを何とか解消出来ないか・・・。」
というモノでした。
トランス(アテネ製)へ変更し、ボリューム2くらいで試奏した際の感想は
「音の分離が良くなっていて、コード弾き時の2・3・4弦の音がちゃんと聞き分けられる。プリ・ゲインを通常より若干低く設定しても歪み感が増しており、嫌み無い音になっている。とにかく、音の纏まりが良い!」
との評価を頂きました。