markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

先週のニュースより

f:id:markdadao:20180207125006j:plain

河野外相は訪中し日中外相会談を行い、関係改善を友好に進めながらも、尖閣諸島周辺の接続水域での中国海軍の潜水艦入域に対しては強く再発防止に言及したと報道された。

独立国家の外相ならば当然の対応なのだが、最近の外相や外務省の弱腰外交には歯痒い思いであった。かと言って、武力戦争を肯定している訳ではないが、言うべき事は言う、毅然たる態度は当たり前と思う。

 

個人間と国家間は別物と思われるが、国家だって個人の集合体であり同じ人間である。隣国間の争いは隣家間のイザコザと同様、泣き寝入りしていれば更につき込まれるが、毅然たる態度でこちらの意向を伝え、その判断は近隣の人達の意見を聞くとしたらどうだろう。お互いその地で将来も住み続けるならば、解決の落とし所も見えてくる。

しかし、北朝鮮や近所の迷惑を顧みない利己主義者へは強権発動もやむおえない場合がある。自己完結できる国家や個人はなかなか無いのだから、周囲が協力すればイニシアチブが取れるはずだ。それが出来ないのは、外堀(中国、アメリカやロシアなど)を埋めるだけの外交力が足りない。

本格的にその外堀が埋まって行くと、弱い立場の女、子供達の犠牲が出てくる。ここが人類の、争いから生まれた学習効果の無さが愚かしいのだが。

 

 

日曜日(4日)の辺野古を擁する沖縄名護市長選には関心があった。結果として現場の民意が反映され、基地と共存繁栄を選択した渡具知新市長が誕生した。

国防のため、地政学上、沖縄の基地存続が主な目的であったわけでなく、当時の政権が基地提供を条件に沖縄を返還してもらった、日米間の密約を遵守しようなどと思っているわけでもないはずだ。明日も働ける場所があり、所得が安定し、幸せで生活できる環境を望んだ結果だと思う。

有事の際、基地が攻撃されると想定されるが、草津本白根山が噴火して宿泊予約客にキャンセルされたり、地震や火災で身内が亡くなったりするなんて、日常では無意識に自分はさておき、テレビのニュースを見ては他人事である。

新市長が誕生し、辺野古移設が進み基地が動き始めたら、とりあえず東シナ海へのパワーバランスも多少変わってゆくことを期待したい