markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

「50歳からは炭水化物をやめなさい」を読んで

 

50歳からは炭水化物をやめなさい (だいわ文庫)

50歳からは炭水化物をやめなさい (だいわ文庫)

 

 久しぶりで本屋へ寄る。欲しいものを手に入れレジに向かう途中、このタイトルが目に入る。「ご飯やパンをやめろ」という事か! 「病まない•ボケない•老いない腸健康法」というサブタイトルが効いてしまった。

内容は長寿の根拠となる「テロメア」、50歳以上は「ミトコンドリアエンジン」による持続力に優れたエネルギー源とその食生活、「長寿遺伝子」のスイッチ、最後に免疫力を高めるための「腸内細菌」の4項目から成り立っている。「テロメア」や、50歳分岐による「ミトコンドリアエンジン」は新しい医学の見識であろう。これらを理論整然と説き、またグラフや表が補説している。以下に4項目のポイントを記す。

 

日本は世界の有数な長寿国であり、100歳以上が6万人を超えるが、約550万人が介護を受けているとのこと。しかし人間には100歳まで元気に生き続ける遺伝子が備わっている、と。その理由は「テロメア」という染色体の、末端にある構造体の長さで、人の寿命を決定づけるとのこと。このテロメアは誕生時には約1万塩基対あるが、1年平均50塩基対づつ短くなり、これが約5000塩基対まで短縮すると細胞の寿命がつき「死」を意味することとなる。これは病気などで更に短縮する。従ってこの「テロメア」の短縮から守ることが健康で寿命を伸ばすこととなる。具体例として活性化酸素の働きを抑制する抗酸化力ある食品「フィトケミカル」(ネギやニンンクをはじめとする植物の持つ独特の色素・香り・辛味・苦味の成分)を摂取することやストレスを減らすことで、活性化酸素の害を激減させる。

 

人体は「解糖エンジン」と「ミトコンドリアエンジン」の2種類(メインとサブ)があり、50歳前後を境にメインが入れ替わるとのこと。これに対応しない食生活では活性酸素を増加させ病気や加齢を誘発する。若い時は炭水化物(白米、パン、うどんなど)や糖質などが解糖エンジンを瞬発的に働かせるが、50歳以上は持続性のあるミトコンドリアエンジンがメインとなり、それは酸素を主燃料とするため、もし炭水化物を多く摂取すると大量に取り込んだ酸素が活性酸素に変わり、全ての細胞を酸化させ、傷つける。そして病気となる細胞を増加させ、老化に拍車がかかることだそうです。従って50歳以上になれば糖質が多く含まれている主食を取らず、魚や肉(週4回まで)、豆や野菜、海藻などが良いとのこと。

 

長寿遺伝子のスイッチは50歳を過ぎないと入らず、方法はカロリー制限と運動だそうです。要は加齢に伴い長寿遺伝子が働かなければならない状況下になった時がスイッチの入るタイミング。カロリー制限は主食と間食をなくすことで可能。その上で身体を温める工夫と深呼吸を行えば「ミトコンドリアエンジン」の働きが活性化する。運動は有酸素運動であるが、過度の運動は身体に負担をかけ、活性化酸素によって肌老化が進む。

 

「感染の防衛」「健康の維持」「老化・病気の予防」は免疫の働きで、その免疫力の7割は腸で決まるとのこと。そのおなかに棲む腸内細菌は活性化酸素を抑える最高の微生物だそうです。腸内細菌を増やし、理想の腸内フローラ(腸内細菌が集合体をつくって生息している腸管)を築くには、植物繊維をしっかり摂ることです。具体的には海藻類、全粒穀物や豆類、また、ごぼう、エシャロット、にんにく、アボガド、果物類、納豆、オクラ、モロヘイヤ、里芋などネバネバ食品。