markdadaoの日記

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秋田日帰りビジネス旅行記

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3年もお付き合いをしているお取引先へ初めて出向くことになりました。11月頃初雪があり、12月より本格的な降雪に見舞われ、3月頃でも道端には高く積まれた残雪があると言う、秋田の横手を訪問。

高崎から大宮へ出て、秋田新幹線こまちへ乗りかえる。大都会仙台までノンストップ。丁度昼時分、売り子さんが後ろの席へ幕の内弁当を。ここまで来たのだからと、私はヒモを引いて温める牛タン弁当を。これは冬、米沢へ行った時、食べながら暖をとった思い出がある。

盛岡を過ぎると、新幹線には珍しい単線「さしまき駅」で上り電車待ち、田沢湖、角館そして大曲へ到着。この大曲駅では次の終着駅である秋田へスイッチバックする。後ろ向きに走る訳である。新幹線の改札口から運転士と車掌も代わるためにやって来た。秋田新幹線は単線とスイッチバックによるコスト低減、青函トンネルを抜ける北海道新幹線も在来線との共用でレールを3本引くなど同様なフレキシブルな決断の結晶である。

 

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大曲から横手までは緑広がる田園を走る奥羽本線に乗りかえる。2車両のワンマン電車で、出入り口は手動で勝手がわからず、通学の高校生が開閉ボタンを押し、その後ろから降りる。

改札口にお取引先が待っておられ、電話やメールのやり取りからその人柄をイメージしていた通りの方であった。工場は整理整頓され設備関係も丁寧に取り扱われていた。やはり企業は人である。経営者の人柄が工場を反映させている。

打ち合わせが一通り済み、帰り支度をしていると「お泊りですか?」と。こっちは日帰りのつもりで、私の無駄話がそのように思わせてしまったのかもしれない。

横手や大曲の駅ではキオスクも無く、駅周辺にもお店はなくお土産を買えず、車窓からの景色を追う。戸外には大きな石油タンクが備えられ、玄関は二重になっており、側溝と道路を区分けする目印が立っている。夏でも冬の降雪の厳しさをその風景から知る事ができる。また、降雪に耐えるためか、杉の木など天空へ真っ直ぐな樹木が多い。このような環境による県民性が話題となるが、確かに真面目な人が多い。そして秋田の横手盆地は角館美人など色白の美人が多いと言われている。小野小町はこの地域の出身とのことで、秋田新幹線を「こまち」と命名しているが、現代の小野小町には会えることはなかった。