markdadaoの日記

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ポールマッカートニー東京公演最終日

 


Hey Jude / Paul McCartney 30 April 2017 Tokyo Dome JAPAN ポールマッカートニー

ポールマッカートニーの東京公演に僕も行って来てしまった。世界ツアーOne on oneの日本最終公演はHey Jude でポールへのサプライズが起きた。

 

5万人の観衆がポールへ水色のケミカルライトを振り、ドーム天井へはUKフラッグやThank you Paulを映し出す演出。

音響関係だけでも100人規模のスタッフがいるのだからリークしてると思ったが、右手で左胸に手を当てて感謝と驚きを表していた。

逆に、ポールへの驚きはアンコールの時起きた。アンコールは連続演奏で盛り上がるのだが、機材トラブルで曲が変わる時音が出なくなった。機材修理の時間稼ぎにと数名の聴衆をステージへ上げる。ポールは名前とどこから来たのか、簡単な英語で質問をするのだが、彼らは「上がってしまった」のか話にならない。通訳をよんだが通じない。それでもハグをしたりして間を埋めた。

数知れぬほどライブをこなし、いろいろなハプニングを経験しているだろうが、74歳の東京での最終公演のファイナルアンコールで。

演奏ではヘフナーのベースから始まり、アコスティックギター、エレキギター、ピアノ、キーボードそしてウクレレと持ち替える。MCでは左下のボードを見たり、覚えたての日本語や和製英語(発音が違う)を駆使し観客へのサービスをする。

Beatlesの曲が多かったが、新作まで発表した。歳を取っても創作意欲は衰えていない。70を過ぎて歌える事でだけでもすごいのに。John, Gerge,Ringo の持ち曲も歌いBeatlesサービス。そう、僕たちはBeatles世代で青春を過ごしたのだから、当時を思い出させてくれる。こんなじいさんになっても。

セットリストなどは熱狂的なファンがブログなどで発表しているので、ここでは割愛。友人のA君曰く、「ベースを弾いいているときはVOXを使っているが、ギターに持ち替えたときは横にあるMesa Boogieのアンプを使っている。ヘフナー(バイオリン型ベース)を弾いてないときは他のメンバーがソリッドベースを弾くのだが、こちらの方が音が良い。VOXのボリュームは4程度に合わせており、低音、高音のトーンボリュームは7の位置に合わせている。ちなみにPaulが使っているVOXアンプの電源トランスは製造番号W78580F/2、171VAのOxford Electrical Products製」とのこと。

このライブでの印象は、Paulの高音は高齢のためか幾分ヨレる事はあったが、ライブでは気にならない程度であった。そしてこのバンドサウンドを支えている、キーボードのPaul Wickensは素晴らしかった。僕らが学生の頃Beatlesの曲を演っても、振り付けをして踊る人はいなかったが、このライブ会場では、なんの曲でも振り付けをして踊る人が多かった。アリーナ席はすぐにスタンディングオベーションとなるので、1階席を選んだのだが、ここでも皆んな立ってしまい、座っていると前が見えなくなる。上から見ていると、前から後ろへ波のように観客が立ってゆくのがわかる。ドームでのライブはこれで最後にしよう。