markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

たびたび旅の話

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今回は10年ぶりか、タイのバンコクへ出向く。仕事の打ち合わせが終わり、そしてホテルへ戻る。

 

夕飯には少し早く、現地にいる日本人の知人に電話した。すぐに大きな声で私の名前を呼ぶ。以前ロータリークラブの事業の件で知り合ったNさん。私の電話番号を残してあったので、すぐに分かったとの事。彼は不動産斡旋の他に観光サポートもやっており、今日も日本からお客さんが見えているとの事。気を煩わせたら悪いと思い、挨拶もそこそこ電話を切った。

仕事関係で知り合っているSさんも脳裏に浮かんだ。彼の工場はバンコクから少し離れているので連絡をやめた。今回は仕事が目的で、友人と会うことでは無く、誰にも連絡をせず、偶然お互い時間が取れたら会おうと思う程度であった。私のこだわりは、突然連絡をして会えた人は必然であり、人生の縁であると考えている。

フライトが遅く寝不足だった。そこで気分良く眠れるところを思いつく。徒歩数分の所に有名なAsia Herb Association

asiaherbassociation.com

と言うタイの伝統的マッサージで有名な店で、ツーリストの女性や現地駐在員に親しまれている。シャワーがあって、空調が効いており、薄暗くヒーリングのBGMが流れる環境で、寝るにはもってこいの場所だ。後で誤解と知ったのだが、古式マッサージは痛くないと思い込んでいた。何故なら足裏マッサージでは、ツボを押しながらお客の反応を見て、痛みが感じればすぐに指の力を抜く。そもそも医学療法にもとづいた、王様や貴族に施術するのが起源で、痛いことをしたら首を切られると勝手に思っていた。

2時間コースで熟睡してはまずいと、iPhoneのアラームをセットしておいた。体格の良い、乗っかられたら腕の2、3本、悪ければ窒息死するようなおばさん施術師に当たらないよう心配していたら、運良く中肉中背のおばさんで、これなら良く眠れると期待した。

しかし戦いは、BGM音とは異次元に始った。こんな所で「日本男児の意地」を見せる必要もないのだが、痛みをこらえ奥歯を噛み締め、唸り、冷や汗が出てきてギブアップ。男は拷問に弱いというか、もし男が出産をすれば死人が出るだろうと言われ納得。007の拷問に耐える場面は男の夢であろう。施術師は呆れたのか薄笑いをして、その後は力が弱まった。不思議と身体の悪いところは、痛みが少ない。この痛かったり、くすぐったい部位は健康な証拠としよう。2時間はまだまだと思っていたら、川のせせらぎ音に虫の鳴き声。「あれ?、タイも秋があるのかな」と夢ごごち。そうだ、セットしたタイマー音を思い出し、現実に戻される。オイルを洗い流し表に出る。

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急にお腹が空いてきた。そうだ、1週間前に帰国したYさんの紹介していただいた 「鉄板ダイニング 楽空」に行こう。ここも徒歩で数分の所にある。なんと20歳の店長「壁さん」。Yさんの名前を出し、一人で夕食を摂りに来た旨を伝えると、メニューにはない豚の焼肉定食を出していただいた。17歳でタイへ来て、日本ではなかなかお会いでき無い経営者などの知遇を得、目下勉強中のようだ。このような若者が多く海外へ出ることは喜ばしい。そして一人の食事は早く済む。

www.hotpepper.jp

まだ7時である。そうだ、昼間打ち合わせが終わり、「今夜どうするのだ?」と聞かれ、「バンコクにライブのお店があるか?」聞いたところ、Victory Monument 近くに「Saxophone 」と言うお店を紹介してくれていた。ネットで調べると9時から第2部が始まる。週末で立ち見もあるようで、メールでリザーブしてみた。ホテルに戻り着替え、近くの高架鉄道BTSの駅へ行こうとタクシーを探した。運良くボーイさんがホテル所有のトゥクトゥク(三輪車)で駅近くまで乗せてくれた。

続く