markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

オリンピック観戦者の独り言

佐々木小次郎が巌流島で、遅れてきた宮本武蔵に撃たれる一場面を思い出す、日本のU-23の敗北。アメリカ・アトランタ に足止めされ、チャーター機待ちのナイジェリアの選手達は文句も言わず、リラックスしていた。彼らは何を考えていたんだろう。

そして、錦織の長いトイレット・ブレークでイライラして待つナダルの敗北。錦織のゲームの流れを変える作戦?

 

しかし、真の実力とは不断の練習と、それに裏打ちされたメンタルの強さ(自信)なのか。これはどんな世界でもあるようで、メンタルに関しては本番前の緊張で吐いてしまう人もいる程、精神力を試される。

たまに実力以上の結果を出す人もいる。それはその試合への心構えではないだろうか。当然「勝ちたい」と望むわけだが、「他人のために勝とう」と思う心を持ち合わせていると、力まず自分の力を充分出し切ることができるようだ。同様に、多くの人の前でスピーチをする際、「自分を上手く見せたい」とは思わず、「スピーチの内容をみんなのために」と思う時は、意外とリラックスして、力量以上の結果を出した経験がある。

実際、オリンピックの勝者インタビューでも知ることが出来る。「日本のため、監督のため、応援してくれる皆のため」と、だいたいの選手は言う。決して「皆は口だけで、自分一人の力で勝った」などとは言わない。

最近は国家間より地域紛争が増えているが、戦争や集団殺人を武器を持たずスポーツに変え、グランドやコート、リングで正々堂々と戦う訳にはいかないものか?