markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

一極集中のリスク

お盆休みと帰省ラッシュは、いつ頃から始まったのだろう。毎年、交通渋滞や満員電車で国民大移動が行われている。そういう自分も、この時期は里帰りするのだが、幸い実家が東京にあるため、混雑とは逆方向でイライラする事はない。そして、この盆休みと正月休みは東京の道路が空くため、都内の移動も楽である。

 

東京一極集中がため、この混雑も発生する。国(主に政治家)が地方へ各省庁の分散化を勧めても、役人の抵抗が大きいとマスコミなどで報道されている。「住居を購入してしまった」、「各省庁間の連携に不便である」などが理由である。ホワイトカラー族も都心から離れたくないようだ。

その結果、東京都の年間予算はスエーデンと同等、人口は日本の1割を占め、都道府県では唯一の不交付自治体である。潤沢な財政によりハコモノなど田舎と比べ立派である。従って、某元都知事や一部の都議会議員の金銭感覚も違ってくるのだろう。

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しかし、8月1日夕刻の気象庁による大地震の誤報により、大きな警鐘を鳴らしたと思うのは私だけだったろうか?東京湾マグニチュード9.1、震源の深さ10Kmは大東京の崩壊はまぬがれないだろう。そして日本経済の停滞と日常生活の破綻を予想する。この一極集中のリスク回避は、インターネット社会ならば不可能とは思えない。しかし、そのインターネットビジネスに関わる人たちでさえ、京都の「はてな」等を除き東京を離れる勇気を持ちえてないようだ。

私ごとだが、お盆の首都圏は空いているとの事で、葛西のスーパー銭湯に行ったが、群馬のよく行く一人で独占出来る日帰り温泉と比べ、混み具合では異常を感じてしまう。話し相手が無く、一人で露天に浸かって物足りなさを感じることもあるが、他人の肩と触れ合って入る風呂には抵抗を感じる。

東京には魔物の磁力が働いているようだが、大阪都構想を再考するなど、一極集中のリスク回避を人間の知恵と勇気で実現して欲しい。