markdadaoの日記

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『「好き嫌い」と才能』を読んで

 

 

「好き嫌い」と才能

「好き嫌い」と才能

 

 

風邪から体内に炎症を起こし、抗生物質で対処中。この1週間は熱でさいなまされたが、体力が快復するまでの数日、読書する機会を得た。

タイトルに惹かれ買った本だが、内容は私にとって正解であった。著者は一橋大の楠木建教授と19人の対談形式によるもので、面白い事に最後の一人はご自身が対談相手となっている。

サブタイトルとして『仕事の最強論理は「仕事の娯楽化」』として、好き嫌いをテーマに会話を進めている。「好きこそ物の上手なれ」であるから、好きな事だけやっていれば言い訳だが。成功者である対談者は、その好きな事をやるまでに多くの辛苦を乗り越えていることが伺える。好き嫌いは千差万別だから内容は違えど、その「好き」を貫いて企業に、社会に貢献している。そしてその「好き」と現実の折り合いも、うまくやりのけていることがわかる。

錚々たる経済人や著名人がいる中で、個人的には著者の大学教授の先輩である米倉誠一郎氏に共感を得ることが多い。バングラデシュで、米倉教授の教え子の税所篤快氏が大学生の時、e-Education 遠隔教育プロジェクトを立ち上げたそうだ。教育の機会のない貧困層の子らに映像授業を届ける取り組みとの事。

団体概要 | NPO e-Education

しかし、今回のテロ事件の主謀者の多くは高等教育を受けた者であり、そのリーダーは元大学教授、ISの教育の感化に命まで捧げている。教育は世界平和の根元になり得るのだが、諸刃の剣であるからこそ難しい。

この問題は別途書きたいので本題に戻り、次回より共感した部分を箇条書きする予定である。病み上がりのため、このぐらいでおやすみなさい。