markdadaoの日記

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小岩の善養寺

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法事で善養寺へ出向く。ここは樹齢600年「影向の松」が有名で東の日本一とのこと。一部枯れて茶色に変色をしているとのことだが、枝を広げたその松葉は初夏の日差しに青々と勢いを見せている。

この小岩出身の元春日野親方と少年相撲の開催により、角界とは縁がある寺である。名取和弘住職の作詞作曲による「報恩軍配物語和讃」は実話だけに胸打つものがある。

報恩軍配物語、その1 - ほうげん日記 から詳細がわかる。

また、住職は第二次世界大戦時の特別操縦見習士官(特操)の、同期である戦死者の冥福と青春の熱誠に生きた証として碑文をその仲間と共に建立している。このような戦争の痛ましさを記し、平和の尊さを訴えることは、とても意義があると思う。

時を遡り、江戸時代「小岩不動尊」と呼ばれいた頃、天明三年の浅間山大噴火による多くの犠牲者がここ江戸川に漂着し、地元の人たちと善養寺の無縁墓地に葬った供養碑も建立されている。

真夏のような光の中、叔母の納骨もすみ、見上げると江戸川の堤を野球少年達が駆け足しながら声を上げている。

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