「グーグル社はトヨタ自動車を下請けにするだろう」と、ショッキングな情報を耳にした。これはアメリカの投資家グループの見立てとの事。車というハードウェアをトヨタに作らせ、自動運転、AIやIoT等ソフトウェアや販売をグーグルが受け持つ、ということか。
対抗策としてトヨタはEV車を諦め、水素エンジンの開発にシフトする。その延長線上には「水」をエネルギー資源とするエンジン開発で、これが実用化すれば自動車はもとより発電の革命をもたらす。電気を必要とする時だけ発電する。原子力、火力、水力発電のように、需要がない時も発電をし続ける必要がなくなり、大容量のバッテリーも必要がなくなる。
現在、 閉塞感ある日本経済は、産業構造を大幅に変えない限りジリ貧となる。自分達が仕事を始めた頃(約40年前)は、常に納期遅れで、やってもやっても間に合わない需要を抱えていた。しかし、今は注文を取るのに躍起になっている。時代に合わせた商品、製品を供給しなければ本当の商いにならない。それは何なのか?
トヨタは自動車メーカーに立ち戻る。グーグルはその生き残り策としてFCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)と組んで、移動媒体としての自動車を選んだのかもしれない。それは、前例からしてIT企業は20年は持たないからか。
5年先の勝利者はどちらになるか? それとも、新たなるベンチャー企業がリーダーとなるのか?