markdadaoの日記

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叔母の葬儀に参列し。

4/30の早朝、現役を退いて久しい、叔母(母の妹)の訃報を受け母へ報告するか迷う。先々月、隣家のおばあちゃんが亡くなられ、お悔やみに行った母は、しばらく気落ちし体調を崩していた。高齢がゆえにショックを回避させたかったが、妙に勘もよく、また世話をしている弟の考えもあり、電話だったが話すこととした。

経過と葬儀予定の説明に、感情を表すことなく耳を傾けていた。しかし、「葬儀には参列しない」と。伯母(母の姉)の末期の際も、「もう見舞いに行かない」と言っていた。元気だった頃を思い出に留めて置きたい。そして、三人姉妹の母は「私だけになった」と弟へ。

白い胡蝶蘭で埋め尽くされた棺の叔母の最期の顔を見る事も無く、好奇心旺盛で行動力ある叔母を、私もまた良い思い出として残す事とした。以前、若くして亡くなった我が子を、撮って欲しいと親族に頼まれ、ファインダー越しにそのデスマスクを直視した事があった。そして葬儀そのものが「別れへの覚悟」だと気付いた。

仕事や何かに夢中になり、それが社会にとって大事なことなのか良くわからない。自分の人生は日々の暮らしにおいて、一部の周りの人たちで、三世代内の人たちとの200人に満たない関係の中にいる。そして大昔から人間の営みは、大なり小なり似たような状態で続く。

極端に考えるならば、人類は地球上の生き物にとって、また宇宙にとって意味があるのかすらわからない。ただ気持ちが良く、楽しい事には心が惹かれ、逆に辛い事や悲しい事は避けようとする。知恵や頭脳をコントロールするこれらの感情は、またその知恵や頭脳でコントロールする事もできる。これから更に身近となるだろうAIやIoTの応用技術製品や商品が、人間の生き方や価値観に影響を与えるのか楽しみである。

もし、人類が滅んでも地球や宇宙は何も困らないのではないか? 問題はミクロなところにひしめき合っており、達観すればするほど「どうでもいい事」となる。だから夢を諦めるとグズグズになりそうだ。     StingのFragileがいいな。


Sting - Fragile