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markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

「俺の生き方を見ろ!」と言っている。

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昨夜は西東京にある実家へ泊まる。高齢の母にとって「早朝はリスクがあるので、朝は遅くしている」と、世話をしている弟は言う。空気は冷たいが、太陽も上っているので散歩に出かける。

西武柳沢駅に向かう、このルートは中高生時代の通学路である。新青梅街道で信号を待っていると、銀杏の木がガードレールの高さに切られていることを知る。新青梅街道が出来た頃、この銀杏並木が街道を彩っていたのだろうが。大きく育ち、四つ角の街路樹は見通しが悪いため、切られたのだろうか?枝払いだけではダメだったんだろうか?

それにしても無残である。

しかし、すでに小さな芽を出している。

私が勝手に思うのだが、理不尽な人間の行為に対し、したたかに生きようとするこの銀杏の木は、自分の背負った重荷に対し「俺の生き方を見ろ!」と言っているようだ。

まだシャッターが閉まっている店舗街を抜け、西武柳沢駅のエスカレーターを横目で見て階段を登る。息は弾まない、「良い調子だ」。青梅街道へなだらかな下り坂を下りる。街道の向こう側に黄色い「デニーズ」が見える。中は早稲田のラクビー部と思しき連中がわんさかいる。その端に座ると、若いウェイトレスが静かなソファー席へ促す。朝から「思いやり」をいただく。弟に外食をLINEで伝えてから、そのウェイトレスへオーダーをする。

帰りは歩道橋を渡るが、そのすぐ下には横断歩道がある。歩道橋の未修繕個所を見ながら、想像をする。子供達に、「危ないので歩道橋を渡りなさい」と言いながら、大人達は命を張って横断歩道だけを渡っているのかな?

だらだらした上り坂の途中、どうしたことか息が切れそうになる。数回息を整え、歩き出す。実にショックである。子供の時「廊下は走るな」と言われたが、今は確実に「老化は走り始めている」。

日曜日の朝、通勤する人は見かけるのだが、悠長に散歩する人影は見かけない。私の住む田舎は、徒歩通勤者はほとんどいないが、散歩する人たちは多い。それにしても指先が痛いほどの冷気だ。「明日は都会でも雪が降る」、と天気予報士が自慢げに語っている。