markdadaoの日記

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神田神保町を散策

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昨晩、神田駅そばの鍛冶町に勤める知人の事務所に出向く。直接の取引はないが、お付き合いをさせていただいている。その方は東京郊外(熊が出没するほどの)に大きな土地があり、週末はそこで山菜取りや畑仕事をやっているそうだ。平日は都内で仕事をし、土日は山で過ごすなんて、羨ましい限りだ。

最近になって確信しているのは、この知人もしかり、同窓生でなくても、お互いが団塊の世代と知ると急に親しみが湧いてくる。戦後の復興時期に幼年期を送った、その思い出を共有しているからなのか。生まれた時から競争に明け暮れていたが、人生の終着点に近づくと、お互いが手を取り合おうとしているようだ。もし、団塊の世代が一致団結すると、この世に役立つのではないだろうか?

話はそれたが、昨夜は東京に泊まり、今朝早く東陽町にあるモンシェールのディニッュ食パンを買い、朝食に。11時頃から神保町界隈の古本屋巡り。すずらん通りにある「内山書店」へ入ってみた。上海ロータリークラブで内山完造の甥御さんとお会いしたきっかけで、この書店には関心があったからだ。
千代田通りの4つ角から靖国通り沿いを歩き、30軒以上の古書店を覗き、数冊の古本を購入。電子書籍が台頭してきているのだから、絶版になる書籍をアーカイブしておかないのかな?そうなるとPCの前で検索をすることになるので、このような古書店巡りの楽しさはなくなってしまうな。
空気は冷たいし、本が重く、お腹もちょうど空いてきたので、蕎麦屋へ入るが「蕎麦」は品切れとのこと。ラーメン屋や今風のレストランは列をなしている。裏手に天ぷら屋もあったが、昼にはどうも。洋食屋にしようと決め探し始めるが、足がもたなくなってきた。ちょうど三省堂地下に「放心亭」の看板があり、恐る恐る下りてみた。空席もそこそこで、年配の客がほとんどであった。ここはビールやワインを飲みながら、ドイツ料理を楽しむところのようだ。残念ながら下戸の私は、カキフライランチを食べることにした。しかし隣の客の「ジャーマンセルフサンド」の方が旨そうだった。

放心亭

夕食は築地に寄って、20分ほど席待ちをし、旨い寿司を食う。生きがいが「旨いものを食う」ことになってしまう。団塊の世代は、粗食の幼年時代を過ごし、飽食の時代に「もったいない」と、ついてゆけず、この歳になってようやく旨いものがわかってきたようだ。