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markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

戦後の日本の形作り

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「昭和史」戦後篇の著者半藤一利氏のこぼれ話から出典。11回におよぶ「昭和天皇マッカーサー会談秘話」より。会場は全てアメリカ大使館。

第1回 昭和20年9月27日 「天皇の戦争責任」について。「戦争の全責任がある」との発言に、マッカーサー天皇に尊敬の念を生じ、日本占領政策に大きな影響を与えた。

第2回 昭和21年5月31日 「食料援助と東京裁判」について。食料援助を強く依頼、また東京裁判において天皇を追訴しない事が話されている。

第3回 昭和21年10月16日 「憲法9条と地方巡幸」について。日本憲法制定に際し天皇からお礼が述べられた。そして、この平和憲法は現状において国家のリスクがあるとも説明する。地方巡幸は天皇の希望でもあるのだが、ロシアやオーストラリアおよびGHQ内の一部では天皇制の復活と解され問題視されている。が、マッカーサーは支援する旨を発言。

第4回 昭和22年5月6日  「新憲法下での選挙、日本の安全保障と経済の現状」について。天皇は「日本の安全保障を確保するためには、アングロサクソンの代表者であるアメリカがイニシアチブを執る事」と発言。マッカーサーは「アメリカは日本を守る事カルフォルニアを守るが如し」と発言。

第5回 昭和22年11月14日 「沖縄問題」について。片山・芦田連立内閣はアメリカ軍の基地を「日本本土のどこでも」の返答に対し、天皇は「沖縄に軍隊の駐留」を提言。理由は天皇は戦術的・戦略的に秀でており、中国共産党北朝鮮の共産化、ソ連のアジア進出に対し、グアム・沖縄・台湾の弧を描いた線で守ることを理解していた。アメリカも地政学的に了解した。

第6回 昭和23年5月6日  通訳GHQのため内容不明。

第7回 昭和24年1月10日 通訳GHQのため内容不明。

第8回 昭和24年7月8日  「国内の治安」について。ドッジ・ラインによりインフレを抑える緊縮財政の大手術中、国内が騒乱しており、天皇はそれを懸念していた。

第9回 昭和24年11月25日 「講和問題、シベリア抑留とソ連の原爆開発」について。共産主義的国家(ソ連や中国)への対応策を検討。天皇共産国家が朝鮮への侵略を懸念する(朝鮮戦争への予言)。また、千島がソ連に占領され、台湾が中共の手に落ちた場合のアメリカの対応を確認。アメリカは日本を守るため全力を挙げて戦う言質を得る。

第10回 昭和25年4月18日 「共産圏の脅威」について。「イデオロギー国家に対し、共通の世界観を持った国家の強力によって対抗しなければならない」と天皇が発言し、日本も協力して対抗べきという考えを示す。

第11回 昭和26年4月15日 送別の挨拶

著者は「戦後日本の形作りのために昭和天皇は大変な仕事をなさった」と解説。