markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

終いの伴侶

30年来付き合っている韓国の友人から、1ヶ月ほど前連絡があった。「日本に来たので、時間があったら会わないか」と。

遊びだけの東京行きは機会が減り、ようやく今日それが実現した。2年間のブランクは、お互いの近況を語り合うのに2時間以上要した。
一番驚いた事は、彼がこの歳になって再婚したという事だ。最初の奥さんと子供達はアメリカへ移住という形で結末を迎えた。しかし今でも子供達と連絡は取り合い、娘さんもアメリカ人と結婚し幸せにやっているという。
彼の偉大な先輩が、彼の傷心を癒すためか、その先輩の妹と結婚をする事になった。私も当時彼のマンションを訪れた際、小学校に通う礼儀正しい、眼鏡を鼻にちょんとかけた息子さんに会っている。ある日、母親と息子さんでデパートへ買い物に出かけた際、そのデパートの崩落事故で犠牲となり、遺体も発見できないまま葬儀を終えた。その頃ビルや大きな橋の手抜き工事が原因で、崩落事故が相次ぎ話題となっていた。
その後、職場内で出会いがあり、また結婚し男の子を授かった。しかし、私の訪韓中も彼らの仲があまり良くなく、しばらく足を遠のけるようになった。それからは家庭内の話題に触れないようにしてきた。
そして、今日彼の口からでたのは「10歳年下の日本人の奥さん」であった。私と会話中も、奥さんからのメールのやり取りをするほどラブラブである。韓国は日本より婚姻のしきたりの煩わしさがあり、今回は躊躇したようだが。4度目の再婚で彼は果たして幸せになれるだろうか? しかし二人の写真を見て、終いの伴侶を見つけたと感じた。