markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

別な角度から歴史を観る

『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」の著者、高山正之氏の情報を元に、歴史問題を記す。

1. 泰緬鉄道は戦後、ビルマ側はイギリス軍が日本人捕虜を使って撤去させたが、タイ側はプミポン国王が撤去を拒み、日本が敷設に期待した通り、今でも交通路として活用している。

 

2. ミャンマーは英国の植民地支配を糾弾しており、それを黙らせるために滞英生活30年のアウンサン・スーチーを送り込み、騒動を起こしてミャンマー政府の悪評を世界に宣伝する任務を与えた。

「自宅軟禁」という言葉が新聞紙上に何度も書かれていたが、庭でゴルフもでき、泳ぎも舟遊びもできるスーチーの豪邸だ。だから庭で集会ができるのに、自宅前の路上で集会を開き騒ぎを起こしていた。前向かいにある日本大使公邸から外務省はすでにこれらの情報を把握していたようだ。

 ミャンマーの圧政と闘うスーチーというイメージでしたが、これらも事実であるならば私たちは偏った情報で判断していたと思います。

 

3. 朝鮮戦争でロシア軍は黄色人種の戦争に白人は出る気がなく、毛沢東に武器を与え中国人60万人を死なせた。一方アメリカ軍は日本人を使いたかったが、吉田茂マッカーサー憲法を盾に断り、3万6千人のアメリカ兵を死なせた。

この話は聞いたことがあるのですが、日露代理戦争の被害者を忘れてはならない。

4. 米国はフィリピン人に「スペインを倒したら独立させる」と約束した。スペインが降伏すると米国はフィリピンに「独立は取り止め。米国の植民地にする」と通告し、反対する者は皆殺しにした。

スペイン400年、アメリカ200年の統治の結果、スペイン、アメリカ人の混血が多い。私たちにはどちらのハーフかわからないが、現地のフィリピンの人たちは肌と目で判断すると言う。

 

5. 昨今話題のキューバとアメリカの歩み寄りも、19世紀末スペインと戦っていたキューバにアメリカが介入し、米西戦争を起こしキューバには「主権を尊重し、独立を支援する」と約束をしていた。しかし戦後、約束を破りキューバを米軍の軍政下においた。その上で親米派の傀儡政権を樹立させ、米国務省が起草したキューバ共和国憲法を無理矢理承認させた。その内容に「キューバの外交、財政を米国が管理する」「それを遂行するために米国の駐屯する軍事基地グアンタモを提供する(永久租借)」がついていた。しかし60年後、カストロの革命で屈辱の憲法を廃止した。