markdadaoの日記

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日本の復興と植民地について

『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」の著者、高山正之氏の見解を元に、歴史問題を私たちの認識とは違う切り口で表現してみる。

「日本の復興は朝鮮の植民地が無くなったから」と著者は言う。

理由は、日本は当時の植民地である台湾や朝鮮のインフラ整備に多額の金を出していたが、戦後その負担が無くなり、更に国防予算も少なく、戦後復興が実現した。

ヨーロッパの植民地政策は重税をもって、本国を潤し内国税を軽減したのであったが、日本はその逆で、特に朝鮮は未開であったため、日本の国家予算の2割を費やし、学校、電気、鉄道等インフラ整備した。そのため日本は植民地並みの課税がされ続けた。

植民地のない現在の日本は、植民地並みの課税を必要としないのだが、いまだ酒税も石油税も残り、介護税など新税が増えている。それは、官僚達の特殊法人と、増えすぎた議員のために陸軍五十五師団以上の費用が必要だから。

 

金食い虫の植民地が無くなったため、その費用が軽減されたとは知らなかった。一般に植民地とは、その地下資源や農産物の収入により、あの大航海時代大英帝国やヨーロッパの繁栄をもたらしたと考えていたからだ。

官僚の天下りのための特殊法人は廃止し民間企業に解放し、有能な官僚はそれらの企業に適正な所得で再就職することが望ましい。また、政党交付金や政治家一人にかかる費用を低減し、お金をかけずに誰もが立候補し政治家になれるようにすることで、二世議員を選ばなくても選択肢が広がる。あの比例代表制というのには違和感がある。更には、官僚や役人に頼らなくても主体的に仕事ができる、有能な議員が出てくる可能性も高まる。