markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ブランドイメージ

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20年以上継続して中古の自転車を海外へ寄贈している。その放置自転車を供給していただいている国交省関連の公益法人の理事長と部長が交代をしたとのことで、寄贈報告書を携えご挨拶に訪問した。

途上国のDonation(寄贈)については、現地政府の役人や政治家が関与すると、難しい問題に発展しかねる。そこで社会奉仕や国際奉仕活動をプログラム化しているロータリークラブが受け渡しを行うことで、そのような懸念が避けられとして公益法人ロータリークラブの活用を推薦した。

しかし当時はロータリークラブは任意団体であり、さほど信頼はおけないというイメージをもっており、日本にNPOが上陸した時期でもあり、勉強をして法人格をもったNPOを立ち上げ、その自転車寄贈プログラムを実施した。

それから10年以上経ち、タイやカンボジアへの寄贈窓口をロータリークラブが対応するようになった。それは、それぞれのロータリアンの熱意と事務管理能力の評価によるもので、その公益法人組織が従来の考え方を覆した。

同様に炭素繊維の環境改善活用を目的に輸出をする際、経産省が待ったをかけた事があった。同様にロータリークラブは法人格もなく、任意な団体で管理責任がないとの理由であった。

これら2件の問題は、ロータリークラブのブランドイメージは霞ヶ関では通用していないことを思い知らされた。しかしその後、国際ロータリークラブがブランドイメージを提議し、ロータリアンはそこへ意識を向け始めてきたが。

先日埼玉のあるクラブが、ポリオワクチンの資金集めに地元高校生のコーラスやブラスバンドのイベントを行った。しかしテレビでの紹介にはそれらの高校生が入場券を寄贈した事だけが紹介され、イベントの主催者であるロータリークラブは一切紹介されなかった。

今日のニュースではマクドナルドのブランドの立て直しが報道されている。異物混入による顧客離れと連続赤字はブランドのマイナス要素であり、これをどうやってプラスに転じさせるか関心がある。サムソンの携帯電話も「ギャラクシー」ブランドを前面に押し出し、韓国サムソンの名前を日本では出さない事にしたそうだ。

ロータリークラブにとってもこれらはブランド戦略の参考になるのではないだろうか?