markdadaoの日記

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東日本大震災から4年目を迎えて

東日本大震災から4年目を迎える。震災当日から現地へボランティアへ出向いた約1ヶ月間のブログを読み直してみる。この時期ほど、心身ともに奉仕の意味を理解できたことはなかった。

それは、人間は自然界の中では無力であり、お互いが助け合わなければ存在・維持出来ないことを身を以て知った。また、現地の詳細な状況がわからない中、ボランティアに向かう私と息子の背を押した家人の無私な態度も心強かった。

現地での自衛隊隊員、消防署関連署員、警察署署員等の過酷な作業に、PTSD心的外傷後ストレス障害)の発症があると聞くが、当時は考えも及ばなかった。反面、個人個人が家族や自分の身を守るため、争うことも見逃すことは出来なかった。ボランティアした多賀城市は3割程度の地区が被災にあったが、同じ町の被災していないある無神経な人たちが、被災地を車で遊び回ったりして顰蹙をかっていたこともある。

人間は身を守るため、人と争いもするが、身を捨てて他人を助けることもある。いざという時、人はどのような態度を取れるのか。普段の心構えと言うか、その人の行動を支える哲学または信念が、その人の品格を決めるのだろう。

私はJCやRCに入会して、人助けを最初は形で学びながら、次第に現場で本物に触れるようになり、多少なりとも人を思いやる気持ちが芽生えてきたのは幸いである。