markdadaoの日記

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文化と羞恥心

群馬に住む孫が、東京に住む孫(従兄弟同士)に「会いたいなー」って言う。2、3才の子は純粋である。

30年前、北京の街角で青年の男同士が手をつないでいるのを、何組も見た記憶がある。我々の高校時代の女子学生と同じような光景であった。
江戸時代の銭湯は男女混浴で、格子越しに表通りから見えたと、外国人の証言が残っている。
銭湯は身体を洗う場として、性の観念は無かったんだろう。また当時の中国の青年男子達も仲が良ければ、手をつなぐのは握手程度の意識しか無かっただろう。むしろその時代の恥とは、羨望とか我欲など精神的なものをさしていたのではないだろうか?

西洋が新しい文明と羞恥心を持ってきたと言われている、その恥とは外観的なものでしょう。それが今では、ハグやチークツーチーク等日常生活内に常態化している。小学校時代、フォークダンス等で決して女子生徒と手を握るなど絶対にしない、我々昭和生まれの日本男子は、その羞恥心の遍歴に翻弄される。