markdadaoの日記

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腹腔鏡手術の過失を聞いて

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家人の付き添いで高崎の総合医療センターへ行く。以前は「国立」という呼び名で、継ぎ足しの古い病院であった。建て直してから初めての訪問で、すべてが近代的に完備されていた。駐車場が広くなったこと、ポーチ内のドクターの表示ボードがガラスになり、向こう側に置いてある車椅子が見えるようになっている。2階にはコンビニとレストランがあり、焼きたてのパンの販売店もある。

予約時間前であったが10分前には対応をしてくれ、嫌になるほど待たされることはなかった。清算も一列に並び、空いたカウンターで済ませ、計算が完了すると電子ボードに表示され、ATMの様な支払機ですぐに済ませることが出来る。処方箋の引き取り薬局を提示すると、FAX送信して事前に準備をしてもらうシステムとなっている。ここの窓口は年配の2人が素早く対応をする。駐車場の清算も、傍の支払機の担当者が即座に対応してくれた。病院もようやく患者をお客様と意識するようになったと思われる。

しかし、ドクターと患者はどうしても患者側の受け取り方かもしれないが、上下関係が歴然とある。大げさにいうと、患者は命を担保に取られているから、どうにかドクターにおべっかを使ってでも助けて欲しくなる。

私の心筋梗塞カテーテル処置をしてくれたドクターは、気さくにこちらへ歩み寄ってくれたため、親近感がわき、信頼感も生まれた。もちろん、毎月通っているクリニックのドクターとは友人感覚となってきた。

地元群馬の大学病院での腹腔鏡手術によるニュースが取り上げられている。原因は術中の他臓器への障害かもしれないが、40代のそのドクターは8人の死亡を考えると成果(腹腔鏡手術の専門医)を求めすぎたのではないかと勘ぐってしまう。ドクターも神様ではないのだから、ヒューマンエラーもあるだろう。が、こと人命と向き合う仕事をしている訳だから、我々一般人が考えていること以上の心構えがあることを信じたい。