markdadaoの日記

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ネットで新たな融資基準

ジャパンネット銀行が法人融資事業(カードローンではない)に参入すると言う。通常の金融機関では決算書や試算表を添付し融資申込書を提出する。そして2、3週間待たされてようやく稟議が下りる。この稟議とは自行の与信基準というフルイと推察する。

しかしこのジャパンネット銀行は融資審査がユニークである。それは通販サイトでの販売情報(どの商品がいつ、どのくらい売れているか)と顧客の評判を元に信用力を査定する。そして手続きはネットで完結し、最短で翌営業日(平日の稼働日)に実行される。融資金額は100万円から1,000万円程度で、担保や保証人も不要とのことだが金利は今のところ不明。当面の融資対象は商品の購買。

一例だが、既存の金融機関はコンビニのATMの使用料はいまだに有料である。銀行の窓口業務を簡素化させるのだから、逆に窓口業務を有料にしてATMをタダにすべきと思うのは私だけかな?

海外の銀行へ行くと、窓口事務は簡素化して人が少ない。日本の金融機関も貸し付けで金利を儲けるのだから、窓口は省力化すべきなのに。従って海外の貸し付け係は所得が多く、窓口業務はパートのおばさんが多い。それが日本では貸し付けのオジサン達が一生懸命稼いで、窓口業務の若いお姉さん達を養っている。

このジャパンネット銀行は日本の金融機関の風習を初めて破る、画期的な事と思う。護送船団方式を標榜する財務省が良く許可したと感心する。最近は農協の中央会を解体し地域農協の自由競争を押し進める政府改正案も出て来た。ようやく真の新自由主義が始まるのかな?