風が吹いてくると、セーリングは戦いとなる。それは風と波がもたらすあらゆる障害との戦いである。
だが、一切を戦い抜くことを定めた人の心は、なにものも覆すことはできない。やがて風と波がおさまると、最高の自信と満足を味わう事が出来る。
それはどんな小さな事であったとしても、自分との戦いに勝ったという事である。こうありたいという理想の人間像に向かって、自己の能力を試していくのである。
イギリス王室アン王女の言葉(大学の雑誌に寄稿した一節)
これは母が群馬に来ていた頃(1989年)、自分への戒めのため収納扉の裏へ貼ってあった一文である。
民主主義を享受すべき「権利」として、自分自身に課せられた責任を果たしていく事が民主主義の根本です。
責任とは、家族への責任、社会国家への責任、そして世界への責任です。
マーガレット・サッチャーの言葉
母が70歳の頃、本を読みこのような一節に触れ、メモを残していた。しかし、一度たりとも私に対し、このような一節を用いて説いた事は無い。
孫がいて、どこにでもいるおばあちゃんがこのような事に関心を持ち、ただただ自己の成長に努力しているとは、息子とはいえ頭が下がる。