markdadaoの日記

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外国人研修制度の不正行為

外国人研修制度にて受け入れ企業が不正行為を行い、再三にわたり改善指導してきたのだが組合の手に負えなくなる。やむ終えず労働基準監督署に相談し、是正勧告をしてもらう。ようやく改善が見受けられてきたのだが、これらの経緯は入国管理局の管理下にあり、今後不正行為として認定され、罰則が施行されるだろう。
ただしこのような不正行為に対する報告が制度化され、これら不正行為はピーク時から半減したとのこと。しかし私たち組合に取って仲間である受け入れ機関のミスや間違った判断を、何度も改善依頼をしたのだが、やむおえず入国管理局へ報告するのは、中国の「タレコミ制度」のようで後味が悪い。それでも立場の弱い研修生を守ったことで良しとするしかない。
また、当初の不正行為報告制度のセミナーの印象からして、入国管理局の動きが遅く感じる。報告はかなり早く受けても、労働基準監督署の判断結果を待たないと動く気配がない。
このような不正行為が起きた原因は、個人的な見解だが受け入れ企業の経営者の考え方に大きく影響があると考えられる。当初は発展途上国の若者の面倒を見るという気概にあふれていた。彼らも日本語が上手くしゃべれないので愛想だけは良くしているので、経営者は自分に懐いていると勘違いを始める。そのうち「俺が面倒を見てやっている」という気持ちが生まれてくる。その頃彼らも自分の要求を表現始める。経営者は彼らの要求やコンプレインを、飼い犬に噛まれたと第2の勘違いし、給与に問題(理由をつけてカットしたり、ただ働きを強要)を発生させる。どんな建前を言っても、彼らにはお金が一番の関心事である。そこでお金を払ってもらえないので、アパートに閉じこもり仕事をしない。サボタージュをしたとして、経営者は第3の勘違いをしてもつれた糸は解けなくなる。