markdadaoの日記

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たまたま就いた仕事が天職、向き不向きは関係ない


NHKの「プロフェッショナル」でうなぎ職人の金本兼次郎さんの「天職は、生涯をかけて全うせよ」という番組を、石井君は昨晩観たとメールあり。面白そうなのでネットで調べる。最下段に番組で知らされなかった流儀として下記のことが記されていた。

「たまたま就いた仕事が天職、向き不向きは関係ない」
金本の幼い頃の夢は、列車の運転士だった。だが、老舗の長男だという理由だけで、いやおうなく職人になった。
「今の若い人は、仕事が自分に合わないと言ってすぐに辞めるでしょ?でも、それは違うと思う。自分が仕事に合わせて努力をしなきゃ。」
どんな職業でも、縁あって就いた仕事。どんな仕事にも、面白さはあり、やりがいがある。それを見つけ、努力し続ければ、必ず道は開けると金本さんは言う。

自分は、この歳になるまで今やっている仕事は自分の天職なのか疑問であった。むしろ家族や社員のために今の仕事を続けているという意識が強かった。しかし、「縁があって就いた仕事」ということで、自分の運命を受け止め覚悟し努力することと説いている。
子供や学生の頃はアメリカのテレビ映画に感化され、学校を卒業したらアメリカへ行き一旗上げたいと夢を見ていた。しかし同じ長男とのことで、生活を維持する為に家業を継がなければならず、心の中では現実に対し時折抵抗をしていた。
諦めとか断念すると言うことが嫌いで、じたばたすることが多い。しかしこの「諦める」は「明らかにする」と言う意味で「悟り」に通じると言う。
この金本氏の歳までまだ20年以上あるので、やってみようかと思い始める。