markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

通信機器の進化

今の若い人たちには信じられないだろうが、最初にFAXが市場に出た頃多くの人たちは使おうとしなかった。しかし、うちの設計を支援してくれる人と図面で会話出来るためにすぐに購入をした。しばらくはお客様も仕入れ先もFAXを持っている人がいなかったが、数年経ち徐々に名刺にFAXの電話番号を書く人が増えてきた。そもそも通信は音声より文字伝達の方が技術的には容易であったのだが、音声を電気に置き換えて送信する技術革新が早まったので、FAXが後出となった。
その頃、トラックの運転手達はシチズンバンドの無線を搭載し、お互いに交通情報やたわいもない話をしながら仕事をしていた。そして固定電話の移動手段としてポケットベルが一般的となり、ブザーと番号表示が伝達できるようになった。そこで数字の暗号で意味を伝える事が流行った。母はそのポケットベルに声をかけ、つながらないと首を傾げていた。ある意味で進んでいたのかもしれない。
そしてショルダータイプの携帯電話が出てきた。周囲の人は、一刻を争うビジネスをしている人がこの携帯電話を買うものだと私を諭すのだが、私の購買欲を止める訳にはいかなかった。購入したのは良かったのだが、電話をかけても電波事情が悪くなかなかつながらない。ピッピッと軽やかにボタンの音はするのだが、受話器からはツーツーと電波を追い求めている音だけが聞こえ、なかなかつながらない。当時は時計型の携帯電話に「今何時?」と声をかけると時報を教える漫画があったのだが、もうしばらくでそれも実現する。
携帯電話が普及してきた頃、私は携帯電話にPC機能がついたものを探していた。アメリカからの情報を得て、モトローラーやキーボード付きの携帯電話を買っていろいろ試していたのだが、容量が小さくモノにならなかった。そしてようやくiPhoneが市場に出てきて、現在のスマートフォンの時代になった。
いつの時代も新しい通信ツールが生まれ、その機能を引き出すために人はいろいろなアイデアを出して巧く使いこなしていた。現在のスマートフォンの機能を上回る使い方は、アプリやSNSなどで付加価値を堪能している事かもしれない。