markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

マカティのSM(ショッピングモール)で


フィリピンでの楽しみはマンゴを思う存分に食べられる事だ。日本では宮崎産の赤いマンゴは高いものだと1個10,000円以上、安くても2,000円ぐらいする。輸入品のマンゴでも300円〜500円程度である。フィリピンの黄色いカラバオ・マンゴの最高級品は1Kg99ペソで1個当たり70円程度だ。3枚に切って両サイドはスプーンで、中央の種のあるところはしゃぶりながら食べる。朝食のビュフェではカットされた熟したものを10個以上食べる。繊維質のため旅先の現地でも便秘にならない。このような価格で日本へ輸入できないのは、燻蒸の規定があるようで、それもある政治家の指定した燻蒸倉庫以外からは輸入できないと耳にした事がある。本当かどうかわからないが、TPPでマンゴが話題になる事を期待している。

うちの日系フィリピン人の実家の畑に、日本の米の種子を蒔いたのだが、周囲の草の力で全滅したそうだ。もともとお米は南の暖かい国から生まれ、日本では品種改良を重ね、寒冷地の東北から北海道まで美味しいお米を作る事が出来るようになった。細長い南方のお米は汁やスープをかけて食べるようだが、日本のお米は噛み締める程甘みが増し、来日した外国人研修生はお米をたくさん食べ太る事が多い。現地ではお米の価格差は歴然としている。標準米はKg35.5ペソ(約80円)だが、現地産のササニシキはKg65.5ペソ(約140円)であった。


私たちが宿泊したDusit Thani Hotelの隣にあるSM Makatiの1階にあるスーパーマーケットでお土産を購入していたら、仲間の一人が詐欺に合いそうになった。合いそうになったと言うのは、彼は英語が堪能で若い時はヨーロッパを一人旅して生活をしてきた強者であったからである。その詐欺男は片言の日本語で「隣のDusit Hotelの警備人である」、「家族が誕生日のためお金をくれ」と言う。私も2,3度声をかけられた事があったが、無視をして面倒に引き込まれないようにしていた。しかし彼は写真のように詐欺者から一筆をとり、理解した上でチップとして100ペソを渡したそうだ。この状況は詐欺にあったと言うのか? もちろん偽名であり、住所や電話番号もでたらめだろうが、マーケットのスタッフからボールペンを借りてこさせたり、その場でメモを書かせるなど、詐欺者にはかなりのリスクがあっただろう。パヤタスのゴミ山で缶くずを拾って食費を稼ぐ少年と比べ、他人をだます情けない大人である。またはだまされた日本人がいたので、その成功体験からこのような事を繰り返しているのだろうか?

フィリピンは今、成長期に入っており、隣接した駐車場も大きなショッピングモールに移り変わろうとしている。