markdadaoの日記

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シティホールプラザ「アオーレ長岡」







最近では話題となっている歌舞伎座の設計者の隈研吾氏の手によるシティホールプラザ「アオーレ長岡」を見学した。せっかく仕事で新潟へ来たので、斬新的なデザインの長岡市役所へ寄る事にした。このような市役所を建てる事を決意した市長や市会議員の先進性に驚く。しかし西棟の1階にガラス張りの市議会議場については市長も議員を説得しづらく、議員たちを東京の隈研吾氏のところへ行ってもらい納得していただいたとの事。さすがに議会が始まるとカーテンは下ろすようだ。
市役所は町の顔でもあり、シンボルでもあるのだからこのような建物でも問題は無い。そしてガラス越しに見える職員の働きは、市民に丸見えだからまさに「ガラス張り」である。そして市長室からも俯瞰できるレイアウトである。アリーナやシアター、そして屋根付き広場(なかどま)は市民の集まれる場である。
高崎市の市庁舎や群馬県の県庁は高層ビルで地域のランドマークとなっているが、なかなか一般市民が入りづらい。しかしここは市役所への用事以外でも来る事が出来るし、コンビニ店とガラス越しで市役所があるのは、市民との垣根を低く感じさせる。
住民税を払っている自分たちよりも給与を高くとっていながら、お茶を飲みながら私的な会話で盛り上がっている市の職員の働きぶりを想像(誤解)するのは楽しくない。しかし、このように実際に市民が市の職員の働きぶりを見ることは、相互に信頼関係が生まれるのではないか?