markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

下着類のタグ


ロットナンバー、機種名、原産地、サイズ、材質、会社名、住所、電話番号、洗濯・乾燥・アイロン方法の注意事項。これらの情報が日本語以外に数カ国後で記載されているタグを見つけることがある。
このような情報データが多くなると3〜4枚のタグが下着やTシャツ、ポロシャツに縫い付けてある。ベビー用の下着の多くは、肌が敏感な赤ちゃんの為に外側に付けてある。大人は敏感ではなくなっているというコンセンサスが下着メーカーにあるらしく、またデザインを重視し内側に縫い付けてある。
これはプロダクトアウトの発想で、見かけ上のデザインを重視し、すべすべした生地で余分なものが付いていない側を表にし、裏側は縫い代やタグをつけている。下着を作るメーカーは、ユーザーの意見を取り入れ、機能を重視し直接肌に触れる側を今の発想の逆にすべきである。
最近はようやく分かってきたのか、LandsEndのTシャツなどは首に付けてあるタグを止め、生地に直接印字するようになった。タグだってデザインを考え、表に付けても良いじゃないか? 20年以上前のことだが、中国では背広の袖の部分に白い帯状のタグが付いていた。購入した人はそれを外さずファッションとしてそのままにしていた。もちろん今はそのようなことは無いのだが、当時は上海辺りでも背広姿の男どもは堂々と白いタグを付けたまま歩いていた。
肌着を購入した時は、そのタグのことなど忘れているのだが、着衣中一度気になるとはさみやナイフでタグの縫い目を外す。多少イライラしているので、必ずしもきれいに取り除けていない。たまには穴が開くこともあるのだが、快適さには変えられない。誰しもが気になる訳ではないので、メーカーの改善は遅々として進まない。私のように無頓着でもデリケートな肌を持つユーザーのために、表タグの肌着の販売を期待する。
世の中、このように外観を優先して機能を無視することが往々にしてある。しかし、機能が商品を生み出し、その機能をベースにデザインを追求した商品は、シンプルで飽きのこない快適さがあり、私は好きである。