「ロータリーのブランドの強化」ウィリアム B. ボイド
まず最初に、Siegel+Gale社によってロータリー内外を対象とした幅広い調査が実施され、その結果、取る べき方向性がいくつか見えてきました。そこで判明したのは、ロータリーとは何か、何をする団体なのかを、そ もそもロータリアン自身がうまく説明できない、ということです。一般の人々にロータリーについて効果的に伝 えるには、まず、ロータリアン自身がロータリーをよく理解する必要があります。
また、ロータリーは、社会的、倫理的な責任を自覚したリーダーから成る組織です。さまざまな職業を取り入 れる職業分類のシステムがもたらす会員基盤の多様性によって、ロータリーは、他団体とは違う視点で考え ることができます。
• ロータリーは、成功に必要な強さを既に備えている。
• ロータリーが提供するものを、人々は欲している。必要なのは、ロータリーがどのような活動をしてい るのかを、人々に理解してもらうことである。
• ロータリアンは、ロータリー内での変化を強く望んでいる。ロータリアンの60%は、変化のペースが 遅すぎると考えている。
ロータリーは、それ自体が一つのカテゴリーとなる、他の類を見ない団体です。
まず、ロータリーは他とは異なる視点で見ることができます。多様な職業の会員基盤のおかげで、他団体が 見ることのできない課題や機会を捉え、職業スキルを生かして奉仕します。
ロータリーは、地域社会を一つずつ改善しながら、世界的な影響をもたらしています。「国際奉仕」や「社会 奉仕」という分類をしていますが、実際には、「世界的な規模で地域社会に影響を与えている」と言ってよい のです。この点で、ロータリーは無二の存在です。
ロータリーのブランドを体現し、ロータリア ンではない方々に、自分がなぜロータリアンとなったのか、ロータリアンであることは自分にとってどのような 意味があるのかを伝えてください。ロータリーの提唱者となり、地域社会に奉仕することで何が得られるか を伝え、参加を呼びかけてください。一人のロータリアンは地域社会を変えることができ、100万人以上のロ ータリアンが協力すれば、世界を変えることができるのです。
