markdadaoの日記

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ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」から学ぶ

TEDでダニエル・ピンク の「やる気に関する驚きの科学」を見ながら、日常の会社運営はもちろん、ロータリークラブの会員研修RLIと今後のロータリー文化も考えさせられました。

報酬は、狭い視野で目の前にあるゴールをまっすぐ見ていれば良い状況では効果を発揮する。報酬は視野を狭め可能性を限定してしまう。ルーチン的ルール適用型左脳的仕事は簡単にアウトソースでき、一つの答えがある。If Then式方式は多くの企業では活用するが、ほとんど機能しない。
右脳的クリエーティブで考える能力ではルールは曖昧です。答えのないタスク、高いパフォーマンスを出そうと思うなら、内的な動機付けに基づくアプローチが大事。好きだからやる、面白いからやる、何か重要な事の一部を担っているからやる。ビジネスのための新しい運営システムは三つの要素を軸にして回ります。
自主性・成長・目的(Autonomy,Mastery,Purpose)。自主性は自分の人生の方向は自分で決めたいと言う欲求。成長は何か大切な事に対して上達したいと言う事。目的は私たち自身よりも大きな何かのために。
ROWE(Result Only Work Environment)「完全結果志向の職場環境」働いている人々にスケジュールはありません、好きなときに出社できます。ただ仕事を成し遂げれば良い。結果、生産性は上がり、雇用期間は長くなり、社員満足度は上がり、離職率は下がる。「自主性・成長・目的」は物事をする新しいやり方の構成要素。「自主性・成長・目的」対「アメとムチ」では内的な動機付けで「自主性・成長・目的」が新しい21世紀型のやりかたである。

  1. 報酬と言う動機付けは、機能はするが驚く程狭い範囲の状況にしか合いません。
  2. If Then式の報酬は時にクリエイティビティを損ねる。
  3. 高いパフォーマンスの秘訣は報酬と罰ではなく、見えない内的な意欲にある。自分自身のためにやるという意欲、それが重要な事だからやるという意欲。

アメとムチを脱却すれば世界を変える事が出来る。