markdadaoの日記

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京都の錦湯


京都の錦市場の入り口付近に錦湯という銭湯がある。以前から知っていたが入る機会がなかったので、今晩夕食前に行ってみる事にした。夕方4時から12時までやっている。近くの錦市場で働いている人たちなどが馴染みなようだ。

入浴料は大人410円子供(中学生)140円、幼児(4歳以下)60円と書いてあった。番台は東京のそれと違って低いが、暖簾で女湯は目隠ししてある。下足を入れて木製の鍵を抜く。個人名を大きく記載した脱衣篭が縦に16個ほど脱衣ロッカーの上に並べてある。4番の脱衣ロッカーを開け、中から柳行李を出し衣服と先ほどの下足板を入れる。アルミ製の脱衣ロッカーの鍵を腕にかけ、風呂場に入る。その曇りガラス戸には何故か正座したライオンが描かれていた。左手すぐに水置きがある。身体を洗うために湯せんを押すのだが、なかなかお湯が出てこない。湯船は右から緑のバスクリンを入れた泡風呂で温度が一番低い、左隣は電気風呂で深めになっている。それぞれ1m角程度で狭い。中央に一番大きな湯船(42度以上はある)は熱くなかなか肩まで入れない。一番左がそれ以上熱い湯だ。洗い場は12個程のカランがあり、半分はシャワーがついている。シャワーだけは反対の壁に2つある。410円も取って石鹸すら置いてないので残念。

私を含め4人しかいなかった。2人組はずっと一番ぬるい泡風呂にいる。もう一人の学生風情に「ここは熱いね」と聞くと、「私は初めて来たので」と応える。大阪の茨木から観光に来たと言う。私は半身浴をしたりして30分程暖まっていた。もう良いだろうと上がった。風呂上がりはコーヒー牛乳が定番だから、番台に110円を払う。瓶ではなく紙パックには少しがっかり。学生風情も上がってきたので、コーヒー牛乳をおごる。落書き帳があったので、「群馬から来た」と書いた。学生風情がドライヤーを使い始めたので、携帯で脱衣所の写真を撮る。富士山の絵もなくレトロ調のタイル貼りの銭湯だったが、汗が吹き出す程暖まった。番台に文庫が置いてあったので聞いてみると、「らくたび文庫 (京の銭湯 本日あります)」と言うタイトルで、表紙は番台の長谷川さんが人に描かせ、文章はお客の林さん(柳行李に名前があった)が書いたと言う。500円出して購入する。表に出ると自転車で来る人や風呂道具を持ってくる人たちとすれ違う。
今度は風呂道具を持ってこよう。