markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

St. Luke's Medical center in Manila

昨年、新しく建設されたセントルークスホスピタルを訪問。以前デング熱の疑いで従来の病院で入院したことがあるが、今回は友人の大場さんの職場である病院内にあるinternational deskを訪問した。この病院の理事長であったロバート・クワン氏はご夫婦でアメリカのサンデイエゴで行われている国際ロータリー協議会出席のため留守である。そしてロバートはガバナーになるため、理事長を降りたそうだ。昨年お会いした際、最初の10年はチェーン店となったChokingを、次の10年はこのSt.Lukes hospital を、そしてこれからの10年はロータリーに力をそそぐと言ってたことを思い出す。偶然、1階のコーヒーショップで中古自転車寄贈の現地手配をしてくれてるFredの奥さんと出会う。
この病院はお金持ちの患者が多く、入院費用も他と比べ2倍近いようだ。前の大統領のアロヨ夫妻もここを利用している。施設を案内してもらった。MRIやCTスキャナーも見せていただいたがフィリップス社の最新型が配置されている。さらに豊富なドクターや看護師による24時間体制の対応に意味がある。例えばスキャンされたデーターの解析も24時間体制で行われるので結果が早くわかる。この点専門職不足の日本の解析の遅れは、フィリピンへデーター送信し解析するアウトソーシングの可能性も出てくる。
ER(緊急外来)スペースは右手に小児科用、左手側が一般用と分かれており、小児科専用のERは珍しい。一般病棟の最上階はホテルの様なスゥイートルームがある。1泊約10万円の部屋は150m2あり、角部屋で眺めも良く家族部屋やジャグジーも用意されている。そして患者のベッドルームには大きな鏡がついている。日本では病室の鏡はあり得ないと聞くが。日本人は一般的に保険を利用し、1泊約2万円の部屋を利用するようだ。それでも30m2あり十分広さを感じる。それと世界へ多くの医者、看護師を排出する国だから、人材の裾やが広く技術レベルも高い。
1階に戻ると昼時分のためフードコートには多くの人がいる。スターバックスもあり小さなモールの雰囲気である。大場さんと昼食と思っていたが、急患が入り遠慮することとした。毎日7〜10人の日本人患者がおり、登録者だけで2、300人もいるそうだ。
この辺りは以前軍隊の基地があったところで、ラモス大統領時代民間に払い下げたとのこと。St.Luke'sはあちらこちらにあるので、ここはThe camp of St. Luke'sと呼ぶと、タクシーの運転手が話をしていた。当時は養鶏場程度しかなかったのだが、今ではマニラの中心のMakatiを追い越す勢いで建設ラッシュ。フィリピンへの株式相場が高騰をしている背景を感じる。高級日本料理店はお金持ちのフィリピン人で満員である。
街中では日本人の存在が薄く、韓国からの旅行者が年間100万人を越す。次いでアメリカ人で65万人くらい。日本人は約41万人で3位と現地新聞の記事を見た。アエタ族の居留地へ行く道中、アンヘルスの郊外の道路脇は韓国語のお店の看板が連なっていた。海外で頑張っている日本人も本国の勢いに左右される。必然的に地元に同化する道を選ばなければならない。