markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

アエタの飲料水

部落の中ほどに手押しの井戸ポンプがある。深さ約30mの深井戸で、宗教関係者から昨年の4月に設置されたものである。しかしクランクが壊れており、水も上がってこなくなったようである。このような井戸はメンテナンス(教育と予算)まで考えてやらないと長続きしない。以前、マニラ首都圏にある公立小学校ですら、このような状態を見たことがある。部落周辺の舗装路と校舎は軍隊が施工したとの事。
数キロ上がった上の集落では、山の清水を引いてある水道施設があるとのことで行って見ることにした。そこでは主婦が洗濯と、子供を水浴させていた。男は水を汲みにきていた。「この水源のところまで見に行く事が出来るか?」と聞いた。「今日は時間が無い」、「なぜだ?」、「車が入らず、徒歩で12時間かかる」、「?」。
まず、飲める水か調べなければならない。そして生命線であるパイプラインの信頼性を知りたかった。参考となる切断されたパイプを見る事が出来た。清水は四六時中湧き出ているのだから、この水を下の集落までパイプラインを作り、タンクで貯めながらいつでも使えるようにしたらどうかと考えた。
後はコスト対価費用の計算をすれば、井戸にするか清水のパイプラインにするか判断できる。そこで、地元Norzagaray bulacanロータリクラブのマイケルさんとメールで連絡できるように約束をした。そしてロータリアンが、彼らの清潔な生活習慣とメンテナンスの教育を今後も行う事を確認した。
昼食はインターチェンジ付近まで戻り、大きなモールの中でロータリアン同士で3時頃摂る。6時過ぎにホテルに戻り、サウナと食事をしたら9時には寝てしまった。朝の4時過ぎに目覚め、昨晩のライブに行けなかった事を悔やみながらも再び寝てしまった。平地は曇りがちだったが、山の上は強い日差しがあたり、日本との寒暖の差で疲れてしまったようだ。