markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

成田ー仁川間

羽田ー金浦間の座席が取れず、成田ー仁川で韓国に行くことになった。第一ターミナルの南ウイングGカウンターでチェックインをする.。南ウィングが新設され、自分は初めてだった。




まだ朝の7時過ぎだったので、朝食を 摂りに行く。南北ウイングの中央にショッピングモールにレストラン街が併設されている。オープンしている店が少なく探すのに手間取る。本を持って来なかったので本屋を覗く。時計を見るとボーディングタイムが近づいていたので、目の前に会った渡部恒雄著の最新版「今のアメリカ」がわかる本を購入。安倍総理がアメリカとの修復を外交政策の基軸に捉えているので興味あり。
イミグレーションは正月休みを利用する海外脱出組で大混雑。乗り遅れると予感。幸い3台の入国審査自動化ゲートがあり右端にあり飛び込む。パスポートをすぐ検知するが人差し指の指紋検知が動作しない。そのうち担当官が近寄る。あの混雑した列の後方に並ぶように言われると…。「左奥のゲートの方が読み取れます』との事。その通りすぐにパスする。
次にX線チェックカウンター。運が悪いことに前の人が、身体中に縛り付けた荷物をほどいている。私の後方の人達は列を変え始めた。そのうちズボンのベルトから荷物を外し、ズボンの落ちるのを必死に押さえる彼と私だけになった。既に他の列もいっぱいになっている。時間になったら係官に登場時間を伝え、ゲートまで走りこもうと覚悟を決めた。扉の前で会社に電話をし、にこやかな(心はわからないが)アテンダンスの二人の間を抜け入る。しかし、ウィングの後方の窓際を指定しておいたので、最終の客が後ろまで行くのは辛い。
悪いことは長く続かない。後ろはガラガラである。勿論私の席の隣も中央の席も空いている。マイレージでも席が取れなかったのに? 私にとってもっと大きなプレゼント。「富士山」が眼下に見える。夢中でシャッターを押す。次は尾根伝いに白くなっているアルプス連峰。
食事が出てくるが、すでに朝食を摂っているので食欲がない。オレンジジュースを頼む。飛行機は本州を縦断し日本海に出る。しばらくして低気圧の為機体が揺れ始める。そのうち大きな羽が波打つ。エアーポケットに機上アテンダンス達が通路に座り込む。そして、そばの空席に身を収める。半分以上飲んだオレンジジュースが波立つ。溢れないように、机の穴に差し込んだコップをつかもうとするが重力で腕が上がらない。筆記用具が手元に無いので、落下し始めたら遺書替わりに携帯電話に録音をするか。フライト中はいつも諦めている。
悪気流を抜け出す。アテンダンスは平気な顔で持ち場に戻る。窓の外は真っ白な韓国が見えてきた。寒そうだ。3日前に全土に降雪があり、マイナス10度だったそうだ。仁川空港を出て業務パートナーに電話する。金浦空港と間違えたので2,30分待ってくれとのこと。外に出ると頭が痛くなる程の寒さ。寒いのは好きじゃない。