markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

食事はみんなで

今日の昼食は一人なので、誰か知り合いに連絡しようと思っていたが忙しさに追われ昼時になってしまった。
半年ほど前に行った、蕎麦定食が美味しい市内の蕎麦屋さんへ向かいました。ちょうど大学の同じ学部、学科の1年先輩と店前で偶然合い、一緒に暖簾をくぐる。
私がこの町に初めて来たとき、学生住所録を頼りにこの先輩へ挨拶にお伺いをしたことがありました。それ以来お付き合いをさせていただいているのですが、同じ町に住んでいるとはいえ業務上何の接点もないので、年に数回顔を合わせる程度でした。ただしJazzが好きなのが共通点で、その話題で楽しい昼食を摂ることが出来たのは運が良かった。

19歳の時この町に来て、独身時代は夕食の調理に30分、食事はたった5分、食器洗いが5分。朝食抜きで昼食は店屋物を5分で食べ、午後の始業時間まで昼寝。夕食を作るのが面倒な時、町に出ても現代のようにファーストフーズやコンビニはない。食堂やお店は5時過ぎには閉めてしまい、飲み屋街の居酒屋や鮨屋はあっても、飲めない自分には足が遠のく。そんな時は諦めてそのまま寝てしまい、食事をしないこともたまにあった。昼は慣れない社長業で多分ストレスが溜まっており、このような食生活を3年やっていたら十二指腸潰瘍になった。
空腹になると冷汗が出てお腹が痛むので、近所の胃腸科医院でお尻に筋肉注射を打ってもらいにゆく。打った後は喉がからからになるが、1年間程通院し潰瘍部を切らずに済んだ。十二指腸潰瘍と知るまでは、毎日胃薬を飲んで痛みを和らげていた。が、医者のアドバイスで空腹を避けるため、スナックを会社の机の引き出しに用意した。

この経験から朝食は果物を中心に必ず摂り、昼食や夕食は複数と一緒に食べるようにしている。食事を独りで摂ると言う事は、エネルギー源の摂取作業でしかなく、口内での咀嚼はあっても精神の咀嚼は得られない。人間はフィジカルとメンタルのバランスで成り立っている。従って栄養補給と豊かな気持ちの醸成は、みんなで食事をする時に得られると考えている。